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ノーベル賞の有力な候補者を選ぶ?クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞ってなに?

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クラリベイト(Clarivate)は9月23日、近い将来ノーベル賞を受賞する可能性の高い研究者が選出される「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」の2020年版を発表しました。

ノーベル賞候補に日本人2人を含む24人が選出されたのです。

同賞は毎年最大36名が選出されるが、2020年は24名が選出され、内訳は米国が19名(日本との兼務を含む)、日本が2名(米国との兼務を含む)、ドイツ、韓国、カナダ、英国がそれぞれ1名となっています。

この記事では、クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞とその選考基準を中心に紹介しています。

 

クラリベイト(Clarivate)とは

アメリカ・フィラデルフィアに本社を置く世界的な情報・データベース企業。

クラリベイト・アナリティクス社

クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞

クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞は、
クラリベイト・アナリティクスのデータベースを用いた論文・引用分析において、
ノーベル賞クラスとされる研究者を発表するものです。

世界トップクラスであるノーベル賞クラスの研究者の功績を顕彰し、広く知らしめることを目的にしています。
科学がより身近なものとして認知されることを目指しているのです。

2002年から9月にノーベル賞に先駆けた発表を恒例化しています。

ノーベル賞の科学系4賞(医学・生理学、物理学、化学、経済学)と同カテゴリで構成されております。

1989年にトムソン社により設立されました。
2008年からトムソン社がロイター社を買収したことにより、トムソン・ロイター社がトムソン・ロイター引用栄誉賞として発表していました。

2016年10月にトムソン・ロイター社の知的財産・科学事業がオネックス・コーポレーションとベアリング・プライベート・エクイティ・アジアに売却されて新会社クラリベイト・アナリティクスが設立されたことにより、クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞へとその名称を変えています。

 

クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞の選考基準

クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞は、
過去20年以上にわたり、各分野通常1,000回以上引用されている学術論文をピックアップするところから始まります。
そして、被引用数に基づいて、各分野の上位0.1パーセントにランクする研究者の中から選ばれるのです。

ちなみにクラリベイト・アナリティクス社のデータベースには、化学分野の研究者だけでも約70万人登録されています。
候補者にリストアップされる可能性があるのはその内のトップ0.1%ですが、その数はそれでも700名にも上ります。

続いて研究への貢献度、他賞受賞歴、過去のノーベル賞から予想される注目領域や受賞トレンド、受賞者の地域性などを加味して候補者を選別し、それら周辺要因まで加味して決定されていきます。

 

クラリベイト・アナリティクス社は、

学術論文の被引用数と同分野における研究者間での高評価には、
強い相関関係があることが、過去30年以上にわたる分析から分かっており、論文の引用頻度が高いことは、その学術分野における影響度の大きさを示している。

としています。

 

選出に使用するデータベース

本賞は、世界最高水準の学術文献引用データベース「Web of ScienceTM Core Collection 」 が利用されています。

過去の日本人受賞者

2002-2018年に本賞を受賞した26名の日本人研究者については、こちらをご覧ください(理化学研究所の十倉好紀氏は異なるトピックにより2回受賞)。
25名の受賞者のうち、山中伸弥氏は2012年にノーベル医学・生理学賞を、中村修二氏は2014年にノーベル物理学賞を、大隅良典氏は2016年にノーベル生理学・医学賞を、本庶 佑氏は2018年にノーベル生理学・医学賞それぞれ受賞しています。

過去の日本人受賞者一覧

まとめ

クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞は、引用分析から「近い将来ノーベル賞を受賞する可能性の高い研究者」を発表することを目的としています。

受賞者の公表を開始した2002年からこれまでの受賞者総数300人余りで、そのうち54人がノーベル賞を受賞しています。

この賞は、その年のノーベル賞受賞者を予測するものではないとされていますが、日本人が受賞しているとなると、期待しますね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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