料理中や朝食の準備中に、ジャムやピクルスの瓶のフタが固くて開かないという経験はありませんか?
そんな時、力任せに開けようとして余計にイライラしてしまうこともありますよね。
でも、心配はいりません!実は、ちょっとした工夫や身近なアイテムを使えば、頑固なフタも簡単に開けることができるんです。
本記事では、誰でも手軽に実践できる瓶のフタの開け方を徹底的にご紹介します。
これからご紹介する方法を試せば、もう固くかたまってしまった瓶のフタに悩まされることはなくなりますよ!
蓋が開かない原因
テクニックを試す前に、なぜ蓋が開かなくなるのかを理解しておきましょう。
主に考えられる原因は次の二つです。
蓋が冷えて収縮してしまった
冷蔵庫に入れていた瓶に多いケースです。
冷気で蓋が収縮し、瓶にしっかりとはまりこんでしまうことがあります。
常温に戻せば簡単に開くこともありますが、すぐに開けたい場合は熱を利用してみてください。
※具体的な熱を利用した開け方は後ほどご紹介します。
気圧の変化
新品の瓶は、中の内容物が酸化しないように低圧状態で密封されています。
一度開封した瓶でも、冷蔵庫で保存することで内部の気圧が下がり、外気圧がフタを押さえつけて開けにくくなります。
この現象は、飛行機内や高山でお菓子の袋が膨らむのと逆の原理です。
内容物が瓶の口に付着してしまった
ハチミツやメープルシロップ、ジャムなどの粘り気のあるものが瓶の口に付着して固まって接着剤のようになり、フタが開かなくなることがあります。
普段から使用後に瓶の口をきれいに拭いて、付着物が残らないようにすると良いでしょう。
簡単に蓋を開けるテクニックいろいろ
蓋が開かないときは、まず原因を特定し、それに合った方法を試してみましょう。
多くの場合、これらのテクニックで解決できます。
腕全体の力を使う
道具がない場合は、自分の力を最大限に活かしましょう。手首だけでひねるのではなく、腕全体の力を使います。
利き手で瓶本体を握り、もう一方の手でフタをしっかりつかみます。
胸の前で腕をまっすぐ前に伸ばし、瓶とフタを強く握ります。
手首を動かさず、肘を曲げながら瓶を体に引き寄せるようにします。
この方法は、手首ではなく腕全体の力を使うため、女性でも簡単に開けることができます。
熱を利用する方法
お湯につける
蓋の素材がアルミやプラスチックの場合、この方法が特に有効です。
瓶がすっぽり入る容器にお湯を入れ、瓶を逆さにして蓋を50℃くらいのお湯につけます。
これにより、蓋が膨張して開けやすくなります。
冷えた瓶や糖分で固まった蓋にも効果的です。
蓋周辺の固まったジャムや調味料を柔らかくすることができます。
浸しすぎるとお湯が瓶内に入る恐れがあるため、注意が必要です。
温めた後は蓋の水気をしっかり拭き取ってください。
ドライヤーで温める
お湯を使いたくない場合や、手元にお湯がないときには、ドライヤーで蓋を温める方法もあります。
蓋を約30秒間ドライヤーで温めてから開けてみてください。
金属のフタは熱伝導率が高く、ガラス瓶より早く膨張するため、隙間ができて開けやすくなります。
ただし、蓋が熱くなるので、タオルや軍手を使うと良いでしょう。
火傷には十分注意してください。
道具を使う方法
フタが滑って開かないときは、摩擦を増やす方法があります。
タオルやゴム手袋を使ってフタをひねる、手を洗って乾かしてから握る、フタに輪ゴムを巻くなどが有効です。
ゴム手袋を使用する
素手で滑る場合は、ゴム手袋をはめて開けてみてください。
ゴム手袋が滑り止めになり、力が逃げにくくなるため開けやすくなります。
輪ゴムを使う
蓋に輪ゴムをはめて開ける方法です。
輪ゴムの滑りにくさを利用しますが、蓋の幅が狭い場合には難しいかもしれません。
幅広の輪ゴムを使うと良いでしょう。
タオルを使う
マイクロファイバーではない普通のタオルを蓋に巻くと滑りにくくなります。
ガムテープを使う
ガムテープをフタの周囲より少し長めに切り、接着面を外側にして半分に折ります。
これをフタの横面にぐるっと貼りつけて回します。
ガムテープがフタと手をしっかり固定するため、開けやすくなります。
皮膚が弱い方は、皮がむけないよう注意してください。
スプーン、バターナイフやドライバーを使う
バターナイフやマイナスドライバーなどの先が細くて丈夫な道具を、フタと瓶の間に差し込み、軽く押し上げながらフタを回します。
これにより、フタと瓶の間に空気が入り、開けやすくなります。
力を入れすぎると怪我をしたりフタが変形したりする可能性があるため、注意が必要です。
意外な方法「たたく」
瓶の底をたたく
瓶を逆さにして手のひらで底を叩く方法があります。
この方法は、瓶の底を叩くことで振動を与え、その作用で瓶とふたの隙間に空気を入りやすくし、ふたが開けやすくなる効果があります。
シンプルで昔からある方法ですが、災害時などで道具が手元にないときには特に役立つと思いますので、ぜひ一度試してみてください。
蓋をたたく
蓋のフチを軽く叩く方法もあります。
かなづちで蓋のフチをに軽く衝撃を与えると、非常に硬い蓋でも効果があります。
ただし、叩く際は力加減に注意し、瓶を割らないようにしてください。
力のかけ方を工夫する
蓋を開けるとき、普通は蓋そのものに力を加えますよね。
でも、少し視点を変えて、瓶本体に力を加えてみる方法もあります。
瓶の直径はフタよりも大きい場合、円形の物は直径が大きい方が力をかけやすいので、瓶の方を握って力をかけると、意外と簡単に蓋が開くことがあります。
専用のオープナーを準備する
頻繁に蓋が開かなくて困るなら、専用のオープナーを用意するのも一つの手です。
「瓶オープナー」と呼ばれるこれらの道具には、シリコン製や電動式などさまざまなタイプがあります。
雑貨店などで約1000円で購入できます。
安価なものはスーパーや100円ショップで売られているキャップオープナーも便利です。
特に女性にはお勧めです。
これらの方法を試して、今まで苦労していた硬い頑固な瓶の蓋を開けてみてください。
どうしても開かないときの最後の手段
どうしてもフタが開かない場合は、尖った道具でフタに小さな穴を開けてみましょう。
その後、金づちでフタの周りを軽く叩くと、瓶内の空気が少しずつ抜けてフタが開きやすくなります。
ただし、この方法ではフタに穴が開くため、別の密閉容器に中身を移し替える必要があります。
瓶のフタが開かなくなる前に注意すること
「フタが開かない!」と困らないように、日頃から瓶を長期間放置しないよう心がけましょう。
定期的にフタを開けて確認することで、賞味期限切れも防げます。
また、はちみつやジャムなどを使った後は、瓶の口をキッチンペーパーで拭き取る習慣をつけると良いでしょう。
少し手間がかかりますが、シールフタのような開閉しやすい容器に移し替えるのもおすすめです。
まとめ
硬くて開けられない瓶のフタに悩んだ経験はありませんか?
瓶の蓋が開かないときに試してみたい方法をいくつか紹介しました。
輪ゴムやゴム手袋など身近なアイテムを使えば、驚くほど簡単に開けることができます。
紹介した方法をぜひ試してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。