雲が滝のように流れ落ちる枝折峠「滝雲」は一生に一度は見たい絶景です。
この記事では、滝雲をみるための行き方、アクセス、見えるスポット、見方、時期、条件などを調べています。
いつでも見ることができるとはかぎらない滝雲を見るための参考としてください。
滝雲（たきぐも）とは?どんな雲？
滝雲（たきぐも）とは、「雲」が山を越え、流れ落ちる様子がまるで「滝」のように見えることから呼ばれている自然現象です。
奥只見湖・銀山平で発生した霧が一面を覆い雲海となります。
そして、雲海があふれだし谷に向かって滝のように流れ落ちていきます。
晴れた日の早朝にしか見ることが出来ない大自然が生み出した幻想的で神秘的な光景です。
滝雲が発生する順番は、
①まず、奥只見・銀山平で霧が発生。
②そして、谷間に霧が溜まり、雲海となる。
③谷間を覆いつくした雲（雲海）が山の尾根を越えて溢れだす。
滝雲は何時（いつ）見られる？
滝雲が発生しやすい時期は、例年6月中下旬～11月中旬です。
ベストシーズンは秋です。
発生する時間帯は、夜明け前のほの暗い早朝から8時くらいまでです。
日の出後、1から2時間ほどで雲は消えることが多いです。
【滝雲がよく見られる日の条件】
①早朝 日の出頃が比較的一番雲の動きが出やすくなります。
②晴れの日 湿度が高いと更に可能性が大きくなります。
③前日からの気温差が大きい日 寒暖差があると霧が発生します。
④適度な風がある 滝雲は風が無いと流れません。
そしてもうひとつが、
⑤運 滝雲は自然現象です。条件がそろっていても残念な日もあります。
※冬季期間は、道路が通行止めとなります。（例年おおよそ11月上旬～6月下旬まで通行止め期間となります。
滝雲の発生予想
滝雲は言ってみれば、まったくの自然現象です。
発生しやすい条件がそろっていても「行ってみないとわからない」というのが自然現象の難しいところ。
そんな自然現象の滝雲の発生を予想してもらえるサービスがあります。
「滝雲予想」
魚沼市観光協会が2021年からスタートさせたインスタグラムによる「滝雲予想」です。
不定期更新ですが、滝雲の発生予想を伝えてくれます。
2022年も引き続き「ゆる～く予想します。」ということで、「滝雲予想」を伝えてくれました。
「滝雲予想」はインスタグラムのストーリーズに投稿されます。
最新の予想はハイライトからも見ることができます。
【予想日】2022年9月16日～10月29日までの金・土・祝前日
～2022年の予想は終了しました～
滝雲予想はこちらからチェック▶
一般社団法人 魚沼市観光協会
住所：新潟県魚沼市吉田1144
営業時間：9：00～17：00
お問合せ：TEL 025-792-7300
HP https://www.iine-uonuma.jp/
どこで見ることができる？滝雲・雲海撮影スポット
滝雲は標高の高い山では見られる現象ですが、枝折峠は標高約1,000m。
枝折峠の（しおりとうげ）の滝雲は登山をしなくても、道路脇で見ることができます。
車やバスを降りてすぐ道路脇から見れます。
枝折峠には「滝雲・雲海撮影スポット」、いわゆるビューポイントが全部で７つあります。
その７つの「滝雲・雲海撮影スポット」は大きくわけて２グループに分けられます。
ひとつめは、 銀山平から枝折峠に登ってくる途中の道路脇です。
もう一つは越後駒ケ岳の登山道のところにあります。
７つのスポットは魚沼市観光協会のホームページと「滝雲・雲海ウオッチングマップ」まとめられています。
魚沼市 枝折峠 滝雲・雲海ウォッチングマップ
https://www.iine-uonuma.jp/wp-content/uploads/2021/08/takigumo-map.pdf
①②…登山道にあるスポット。
魚沼市観光協会のホームページ
滝雲はもちろん、奥から押し寄せてくる雲海も見られます。
滝雲だけでなく全体を見たい方にオススメ。
※登山道は細尾根の箇所があり、注意が必要です。
また、登山者が通る道ですので通行の妨げになるような場所での見学、撮影はご遠慮ください。
①②には現地に看板も立っています。
③…山頂駐車場から一番近いビューポイント。
④…カメラマンに人気のポイント。
流れ落ちる滝雲をほぼ正面から見ることができます。
⑤…スノーシェッドを抜けた最初のカーブにあるスポット。
車の中からも見ることができる穴場スポット!
⑥…目の前の山を雲が流れ落ちるスポット。
間近で流れ落ちる滝雲を見たい方にオススメ。
⑦…雲海が楽しめるスポット。
奥只見湖や銀山平で発生した雲海を見るにはここがオススメ。
枝折峠までのアクセス
関越自動車道「小出IC」より車で約60分（奥只見シルバーライン経由、山頂付近まで）
距離は約25Kmです。
枝折峠周辺の国道352号は道幅が狭い箇所があります。