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【保存版】縦書きで日付を書くルールとマナー西暦・和暦・漢数字の正しい使い方完全ガイド

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縦書きで日付を書くとき、「えっと、どっちが上だっけ?」「西暦ってそのまま書いていいの?」と、つい手が止まってしまったことはありませんか?
実は、縦書きの日付にはきちんとしたルールやマナーがあるんです。

この記事では、縦書きで日付を書くときの基本ルール・西暦と和暦の書き分け方・漢数字と算用数字の使い分け・ビジネス文書や手紙でのマナーなどを、わかりやすく丁寧に解説しています。

日付の書き方ひとつで、文章の印象ってぐっと変わるんです。
「なんとなく自己流」で済ませてきた方も、ここで一度、正しい縦書き日付マスターを目指しませんか?😊

縦書き日付の基本ルール

縦書きで日付を書くとき、なんとなく漢数字にすればOK…と思っていませんか?
でも実は、正しい順番や数字の書き方、使う文字の形式には明確なルールがあるんです。

まず大前提として、縦書きでは「年月日」の順に、上から下へ書いていきます。
たとえば、西暦2025年6月28日なら、こう👇

二〇二五年  
六月
二十八日

すべて漢数字を使うのが基本です。「2025年」とアラビア数字のまま使うのは、縦書きではちょっと不自然なんですね。

特に公文書やフォーマルな文書、また手紙・履歴書などでは、「数字を漢字に直して書く」ことがマナーとされています。

もちろん、カジュアルな場面なら柔軟にOKですが、ビジネスシーンではルールを守っておいた方が安心です♪

西暦の縦書きの書き方

さて、西暦って縦書きにするとなんだかごちゃごちゃしそう…と思いがちですが、やり方はとってもシンプルです。

ポイントは「漢数字で数字を1つずつ縦に並べる」こと!

たとえば2025年は👇





となります。「〇(ゼロ)」は漢数字で「〇」と表記するのが一般的で、「零」は公文書や年賀状では使わないことがほとんどです。

よくある間違い例

  • 「2025年」とアラビア数字で縦に並べる → ❌
  • 「二千二十五年」と漢字で書き出してしまう → ちょっとくどい印象&縦書きでは避けたい

数字は1桁ずつ“1文字=1マス”で整えていくと、見た目もキレイに収まりますよ😊

和暦の縦書きと注意点

和暦を縦書きにする場合も、基本的な書き方は西暦と同じですが、元号の扱いに少し注意が必要です。

たとえば「令和6年6月28日」の場合は👇

令和六年  
六月
二十八日

元号の縦書きはこうする!

  • 「令和」は1行で書いてOK(改行しない)
  • 年数(六年など)は漢数字で表記
  • 「元年」の場合は「一」ではなく**「元」**と明確に書くのが正式

「令和元年」なら👇令和元年

これで正解です!

また、和暦を使うときは「西暦との併記」が求められる場合もありますが、そのときは横書きで併記し、縦書きはどちらか一方に絞るのがスッキリ見せるコツです。

ビジネス文書や契約書などでは、「書類全体の整合性」が大切になるので、和暦で始めたら日付も和暦で統一するのが基本です!

年月日の縦書きの順番

縦書きで日付を書くとき、ついつい横書きのクセが出てしまいがちですが、縦書きでも「年月日」の順番は変わりません
つまり、上から順に「年 → 月 → 日」で書くのが基本です。

たとえば、「令和6年6月28日」は👇

令和六年  
六月
二十八日

となります。1行にまとめず、1項目ずつ縦に分けて書くことで読みやすさとフォーマル感がアップします。

また、履歴書や案内状などでは、文頭の右端に縦に日付を置くことが多いです。その場合も「年」「月」「日」をしっかり3行に分けると整って見えますよ😊

覚えておくべきポイント

  • 横書きと同じく、年→月→日の順
  • 「年・月・日」はそれぞれ改行して1段ずつ使う
  • できるだけ全体のバランスがとれる位置に配置する(右寄せ・下寄せ)

この順番と並び方を守るだけで、文章の“格”が一気に上がるんです✨

日付の漢数字表記

縦書きでは数字を漢数字で書くのが基本ルールです。
たとえば「28日」なら「二十八日」と書きます。算用数字(アラビア数字)をそのまま縦に書くと、ちょっとアンバランスな印象に…。

よく使う漢数字の一覧

アラビア数字漢数字
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

※ 11以降は「十一」「二十五」などのように組み合わせて書きます

たとえば:

  • 6月 → 六月
  • 15日 → 十五日
  • 2025年 → 二〇二五年

このようにすべて1文字ずつ丁寧に書き分けることで、縦書き全体の美しさもグンとアップします!

0(ゼロ)の漢数字の扱い

「西暦にゼロが含まれていると、どう書けばいいの?」
実はこれ、縦書き初心者がつまずきやすいポイントのひとつです。

答えはシンプルで、ゼロは「〇(まる)」で表記するのが一般的です。
たとえば「2020年」は👇






ここで注意したいのが、「零(れい)」という文字。
これは正式な漢数字ですが、縦書きや一般的な文書ではあまり使いません。見た目もゴチャっとしますし、読みづらくなることも。

ゼロを使うときのポイント

  • 基本は「〇(まる)」で統一する
  • 「零」は、筆文字や特別なデザイン以外では使わない方が無難
  • 1文字ずつ改行して書くと、読みやすく上品な印象に✨

ゼロひとつで印象が変わるのが縦書きの奥深さ。ちょっとしたこだわりが、読み手への印象を左右しますよ😊

漢数字と算用数字の使い分け

縦書きにおける「数字の書き方」でよく迷うのが、漢数字と算用数字(アラビア数字)のどちらを使うべきかという点です。

結論から言うと、縦書きでは原則として漢数字を使うのが正解です。

なぜ漢数字なの?

縦書きの流れに漢数字は自然に馴染む一方で、算用数字は文字の形が縦に合わず、バランスが悪くなりがちなんです。

たとえば:

  • 「2025年」をそのまま縦書き →
     2
     0
     2
     5
     年 ← ちょっと浮いて見えます

一方、「二〇二五年」ならスッと読めて見た目も整います✨

例外的に算用数字を使ってもいい場面

  • 商品名・ブランド名(例:iPhone 13)
  • 年号にこだわりがないカジュアルな印刷物
  • 学術論文などで一貫して算用数字を使っているとき

ただし、手紙や履歴書、目上の人への文書などでは、漢数字を使うことで丁寧な印象を与えられます。TPOに合わせて選ぶのが大人のマナーですね😊

元号の縦書き表記方法

和暦を使う場合、気をつけたいのが元号の書き方です。
令和・平成・昭和などの元号は、基本的に1行(縦書きでは1列)に収めて書くのがルールとなっています。

たとえば、「令和6年6月28日」の場合👇

令和六年  
六月
二十八日

元号でやりがちなミス

  • 「令和」を「令」「和」と改行してしまう → ❌
  • 「元年」を「一」と書く → ❌(正しくは「元」)

元号は一語として書くのが正式です。特に「元年」は「一」と混同しやすいので要注意!
「令和元年」とすることで、「新しい時代の始まり」もちゃんと伝わりますよ✨

また、書類の中で「平成」と「令和」が混在すると混乱のもとになるため、使用する元号は1つに統一するのが望ましいです。

日付の縦書きマナー(ビジネス・手紙)

最後に、縦書き日付に関するマナー面でのポイントを押さえておきましょう。
特にビジネス書類や手紙など、フォーマルな場面では「日付の書き方ひとつ」で印象が変わります

ビジネス文書の場合

  • 書類右上に日付を縦書きで配置
  • 漢数字+和暦 or 西暦で統一
  • 丁寧なフォント・整った配置が◎

例:

令和六年  
六月
二十八日

また、社外文書では「令和六年六月吉日」と書くこともあります。これは「日にちをあえて特定しない」丁寧な言い回しです。

手紙の場合

  • 縦書きの本文と同じ方向で日付を書く
  • 差出日を明記するのがマナー(特に目上の人宛て)
  • 季節の挨拶と合わせて書くと、より丁寧な印象に

NG例(気をつけたいこと)

  • 数字が横になっている
  • 和暦と西暦が混在
  • 年・月・日が1行に詰め込まれている

「日付まできちんとしてる」と感じてもらえると、それだけで信頼感や印象がぐっとアップしますよ✨

書類での縦書き日付の正しい位置

縦書き文書で日付を書く位置って、実は意外と大事です。場所を間違えると、全体のバランスが崩れたり、読みにくくなったりします。

基本ルールは「文頭の右上 or 文末の右下」

  • ビジネス文書・履歴書など
     →右上に年月日を縦書きで配置するのが一般的です。文書の右端、本文の始まりよりやや上に置くとバランス◎
  • 手紙・案内状など
     →文末の右下に日付を置くのがマナー。特に和文ビジネスレターでは、「敬具」のあとに日付がくるのが王道スタイル。

よくある配置の失敗例

  • 中央寄りに日付がくる → 読み手が迷ってしまう
  • 日付の「年・月・日」が1行にまとめられている → 見た目が窮屈&読みにくい

バランスよく配置された日付は、それだけで読みやすさも信頼感もアップしますよ😊

フォントと見た目の整え方

縦書きの文書は、“フォントと配置”で見た目の印象がガラッと変わります
同じ内容でも、整っているかどうかで「読まれる率」が変わると言っても過言ではありません!

縦書きにおすすめのフォント

  • 明朝体(MS明朝や游明朝など)
     →縦書きらしい落ち着いた印象。公的書類や丁寧な手紙に最適。
  • 教科書体
     →可読性が高く、子ども向け資料にもおすすめ。
  • 行書体
     →筆文字風で和の雰囲気があるため、挨拶状や祝い事向き。

フォント以外で気をつけたいこと

  • 行間は詰めすぎず、余白を活かす
  • 数字や記号も1文字1マスで統一
  • 「年」「月」「日」はそれぞれ別の行に置く

たとえば:

二〇二五年  
六月
二十八日

このように縦にきちんと整えると、視線も自然に流れて読みやすいんです✨

印刷やWordで縦書きにする方法

「手書きじゃなくて、パソコンで縦書きしたい…!」という方のために、Wordで簡単に縦書きを設定する方法をご紹介します。

Wordで縦書き設定する手順

  1. Wordを開いて「レイアウト」→「文字列の方向」→「縦書き」を選択
  2. テキストボックスを挿入する場合は、「テキストボックスを描く」→右クリック→「文字の方向」→「縦書き」に設定
  3. フォントは「MS明朝」や「游明朝体」にすると見栄えが◎
  4. 数字は「1マスに1文字」で改行を意識すると整います

縦書き印刷の注意点

  • プリンターによっては縦書きに対応していないこともあるので、印刷プレビューを必ず確認
  • 行間・余白のズレがないかチェックする
  • PDF出力して確認するのも安心です

手書きが苦手でも、これならきれいな縦書き文書がサクッと作れますね♪

誤解されやすい日付の表現ミス

最後に、意外と多いのが日付の縦書きミスや誤用です。正しいつもりでも、「え?これ間違いじゃない?」と思われる表現、結構あるんです…。

よくある間違い集

  • 「一日(いちにち)」と「ついたち」を混同
     →「1日」は「いちにち」ではなく「ついたち」!誤読されやすいので注意。
  • 「〇年六月三日」を「三日六月〇年」と逆に書いてしまう
     →縦書きでも順序は「年 → 月 → 日」です。
  • アラビア数字を縦に並べてしまう
     →縦書きは漢数字で統一が基本!
  • 「零」と「〇」の混用
     →ゼロは基本的に「〇」を使いましょう。見た目の違和感が出てしまいます。

ちょっとした意識で印象が変わる

たった1文字の間違いでも、「あれ?この人ちゃんとわかってないかも…」と思われることも。
逆に、日付まできちんと美しく整っていると、「この人、丁寧だな」と好印象に♪

書類やお手紙、プレゼン資料などで縦書きを使うときは、こういったミスを回避しつつ、ちょっとした美意識をプラスしてみてくださいね😊

✅まとめ(ポイント整理&行動喚起)

縦書きで日付を書くときのコツやルールをしっかり押さえると、書類や手紙の印象がグッと良くなります。
この記事で紹介した内容をまとめると…

✍️ポイントまとめ

  • 縦書き日付は「年→月→日」の順で、漢数字を使うのが基本
  • 西暦は「二〇二五年」のように1文字ずつ丁寧に並べる
  • 和暦は「令和六年」など、元号と年数を漢数字で。元年は「一」ではなく「元」
  • 「〇(ゼロ)」や「一日(ついたち)」の表記ミスにも注意
  • 書類では右上、手紙では右下など、TPOで配置を変えると◎
  • Wordでも簡単に縦書き設定が可能!フォント選びや余白も意識すると美しく仕上がる

日付の見た目にまで気を配れる人は、仕事もきっと丁寧な人。
ぜひこの記事を参考に、“美しい縦書き日付”を自信を持って書ける自分になってくださいね✨

最後までご覧いただきありがとうございました。

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