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シクラメンの「夏越し」と「植え替え」の時期と仕方。来年もキレイな花を咲かせるために!

シクラメン

シクラメンは秋から冬、春にかけて香り高い花を咲かせます。
来年もまた花が咲けばいいのですが、
シクラメンは暑く湿度の高い日本の夏が苦手です。

なので、1シーズン限りの楽しみ方をする方も多いと思います。
でも、シクラメンは球根植物で多年草です。

上手に育てれば何度も繰り返し綺麗な花を咲かせます。

この記事では、8月から9月にかけてのシクラメンの夏越しと植え替えの仕方について紹介しています。
シクラメンをうまく夏越しをさせて、何回も花を咲かせてみませんか?

シクラメンの夏越し~休眠させて夏越しする、8月。

シクラメンは、北アフリカや中近東、地中海沿岸など、雨季と乾季がある地域が原産地です。

シクラメンは、雨季に花を咲かせ、乾季に休眠します。

原産地地域の、涼しい雨季にあたるのが日本では冬、
乾季にあたるのが日本の夏になります。

 

秋から冬、春にかけて綺麗な花をたくさん付けていたシクラメンも、
3月から4月になると少しずつ花や葉が減り、
5月頃になると花が咲かなくなります。

気温があがってくると、花がが減り、葉っぱも茎も黄色く枯れてしまいます。

そして、梅雨の時期になると、葉も茎もほぼ枯れます。

このまま、水を上げなければ休眠状態になります。
葉や茎は枯れてしまっても球根はこの状態でも生きています。

 

残ってる葉は根本からねじって切ります。
ねじって切ると、切り口をいためることなく球根を守ります。

水やりも完全にストップしてください。
肥料もいりません。

乾燥するこの時期にシクラメンの球根部分に花を咲かせるエネルギーが蓄えられるそうです。

カラカラに乾燥させてください。
風通しのよい日陰で、
当然雨のあたらないところに移動させ、休眠させます。

 

日本の夏は、原産地の乾季の気候に比べ、
非常に湿度が高いので、
休眠中に雨や湿気にさらさないようにするのが大切です。

できるだけ涼しい環境で、乾燥させるようにしてください。

シクラメンは、暑さと過湿からくる蒸れに弱いので注意が必要です。

蒸れて球根(塊茎)が死んでしまうことがあります。

 

水をきって休眠させた場合、休眠させずに夏越しした場合よりも開花は遅くなります。
休眠させずに夏越しさせる場合は、夏の間も生育しているので、休眠させた場合にくらべ、開花は早くなります。

シクラメンの夏越し~乾燥させずに夏越しする、8月。

乾燥させずに、休眠させないで夏越しする方法もあります。

5月ころ、元気な葉を残し、枯れたり元気がなくなった葉や茎をねじって切り取ります。
そして、屋外の日陰に移動します。

土が乾いたら、水をあげてください。
あまり水をあげすぎないように注意してください。

追肥もします。

夏の過湿で、蒸れて球根が腐ってしまうことがあるので、
日陰の風通しのよいお涼しい場所に置き、
水をやりすぎないようにすることが大切です。

私も経験があります。
ついついシクラメンを大切に思うあまりに丁寧すぎるくらいに水をあげててしまいがちになります。
球根が死んでしまいます。

過湿による蒸れや水のやりすぎなど注意が必要で、
初心者は、休眠による夏越しの法が簡単でいいと言われていますが、
次の花は、完全に乾燥させて休眠させる夏越しのシクラメンより早く咲きます。
花が咲いている期間が長いということです。

シクラメンはいつ植え替えるのがいいのか?

夏越しした後、
植え替えをしましょう。
去年より一回り大きな鉢がいいです。
球根が半分から3分の1ほど地表に出るように土を入れます。

シクラメンの植え付けに最適なのは
9月上旬頃から10月中頃です。

夏の暑さが一段落するころが最適といわれています。

そのあと、10月から翌年4月頃にかけて花が咲きます。
うまく育てれば。

ただ、売っているシクラメンはプロが早めに大きく育てているので、
10月頃から花が咲いていますが、
休眠させて夏越しした球根は
9月に植え替えてスタートするので、
同じように10月には咲きません。

シクラメンの植え替え、9月から10月

シクラメンは、同じ鉢植えでいると土の中の養分を吸ってしまいます。

土も劣化してしまいます。

新しく植え替えてあげると立派な花を咲かせることができます。

 

乾燥させないで夏越しした場合は、
根が生きているので、根をいためないように、鉢から抜いて、
竹串などで古い土を落とします。
半分か三分の一程度払い落してください。すべて落とさなくてもいいです。

 

休眠させた場合は、
根はほぼ死んでいるので、古い土から抜いて、土をすべて落とし、古い根を半分くらいカットします。

球根の表面をさわり、ぶよぶよしていないか確かめてください。
ぶよぶよしている場合はダメです。残念ですがあきらめます。

そして、同じ大きさの鉢か、一回り大きな鉢に植え替えます。

鉢底石は、去年のものでもいいですが、
去年のものを使う場合は病気や害虫の予防のため、
洗ってから使いましょう。

はシクラメンの専用土が便利です。
シクラメンの土として売られているものか、園芸用培養土がいいです。

元肥は、ゆっくりと効いていく緩効性肥料です。
土に混ぜておくといいです。

 

鉢底石敷き、元肥を混ぜた新しい土を鉢の中に入れます。
球根は、鉢の中央に。
球根が半分から3分の1ほど地表に出るように土をいれるのがポイントです。

あとは水やりをしておけば、 新しい芽が出ます。

シクラメンはかなり肥料を必要とするので、液肥(ハイポネックスなど)をあげてください。
液肥のほうがすぐ効きます。

 

今回、植え替えが少し遅くなってしまった(10月中旬)ので、3月の下旬から咲き始めたシクラメンです。(4月2日撮影)

 

まとめ

夏越し植え替えが、シクラメンを毎年綺麗な花を咲かせるコツです。

シクラメンは暑い湿度の高い日本の夏がが苦手です。
うまく、涼しい場所で夏越しさせることが大切です。
そして新しい土で一回り大きな鉢に植え替えます。

是非、毎年綺麗な花を楽しむために、
シクラメンの夏越し植え替えに挑戦してみてください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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