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ブリやハマチなどの生魚のお刺身やお寿司は何歳から食べてもよいのでしょうか?

握り寿司

お刺身やお寿司のは「生魚」です。
お刺身・お寿司は何歳から食べさせてもいいのでしょうか?

家族で回転寿司に行っても、
「子どもに生魚を食べさせるのは不安」
「何歳から食べさせても大丈夫?」と思ってる人も多いと思います?

この記事では、お刺身やお寿司の生魚は何歳から食べられるのか、食べさせる時の注意点などをまとめました。

ブリやタイのお刺身やお寿司は何歳から?

お刺身やお寿司の生魚は何歳から食べさせてよいのでしょうか?
目安は3歳以降です。
始めて食べさせるときには注意して食べさせるとよいでしょう。

消化器官 胃腸も発達

生のお魚を子どもに与える際は、離乳食が完了していることが大前提となります。

2歳半頃になると子どもの消化器官がしっかりと整って消化吸収能力が上がってきますので生のたんぱく質が消化できるレベルになるといわれています。

しかし、子どもの消化器官が大人と同程度に消化機能が働き始めるのは小学校の低学年8歳から10歳くらいともいわれていますので、お刺身やお寿司は「8歳から」といった意見もあります。

でも、お刺身やお寿司を子どもに、8歳まで食べさせないというのは難しいかもしれません。
食べさせる種類を吟味しながら3歳以降を目安に食べても良いかと思います。

食中毒の心配

生のお魚は、2つの食中毒が心配です。
一つは、海水中に生息している腸炎ビブリオ菌が原因による食中毒です。もう一つは、アニサキスなどの寄生虫による食中毒の心配があります。

当然ですが、大人と比べると赤ちゃんは抵抗力が弱く、食中毒になると重症化してしまうこともあります。

しかし、離乳食期がすぎて2歳半頃になると衛生面の免疫も体力もある程度ついてきます。

そして、12歳過ぎ頃になると、食中毒への感染を予防する力が大人とほぼ同じになると言われています。

それまでは、大人が食べて何ともないものでも、子どもは食中毒になってしまうことがあります。

嚙み切ることができる

生のお魚は、しっかりと奥歯が生え揃う3歳くらいまでは、噛み切りにくい食材といえます。

生の魚を食べさせるのは、しっかりと奥歯が生え揃うことを考えて、3歳以降が良いでしょう。

目安は3歳以降

以上のことを踏まえると、生のお魚を手べさせ始める時期は、
消化器官である胃や腸がある程度整って生のお魚を消化できるようになり、
衛生面での免疫力や体力もある程度ついて、
かみ切れる奥歯がしっかり生えた

3歳から4歳ころからがよいと思います。

食べさせるときの注意

では、お刺身やお寿司が食べられる年齢になったらどのように進めていけばいいのでしょうか。

子どもに生の魚を食べさせる時に注意しておきたいポイントがいくつかあります。

次の項目を参考に、初めて生の魚を慎重に用心しながら食べさせてください。

1 新鮮なものを与える

お刺身やお寿司は買ってきたその日のうちに食べることが原則です。
残ったからといって翌日に食べるのはやめましょう。

2 最初は1口だけ、子どもの体調がいい時に与える

初めて食べるときは、子どもが欲しがっても一口分だけにしましょう。
基本は、「初めてのものは、まず少量与えて様子をみる」です。

また、まずは一種類からあげてみてください。アレルギーなどを発症してしまった際にその原因が特定しやすいようにするためです。

そして、子どもの体調がいい時に与えることが大切です。
風邪や下痢など体調の悪い時にわざわざ食べさせる必要はありません。

3 食べるなら平日の昼間がベスト

子どもにお刺身やお寿司といった生の魚を食べさせなら、平日の昼間です。
病院が開いている時間です。

もしも生魚を食べたことによって体調に変化があればすぐに病院に行ける時間ということです。

下痢、嘔吐、じんましんなど様子が変化したときは直ちに病院へいきます。
これは生魚だけではなく、子どもに初めての食べ物を食べさせる場合には必ず注意しておいたほうが良いでしょう。

4 酢飯の砂糖と塩分

「ヘルシー」と思われがちなお寿司ですが、
ご飯1合に対し、「酢20ml、砂糖10g、塩5g」とかなりの量の砂糖と塩が入っています。

これは、大人と違って小さな子どもにとっては味に濃いごはんといえます。

もし、自宅でちらし寿司を作る場合は、子どももいっしょに食べるのなら、砂糖や塩など入れるものを調整しましょう。
小さな子どもには、大人の1/2~1/3の味つけにすることが望ましいと思います。

5 はじめは白身魚がおすすめ

離乳食をスタートするときと同じように、生の魚の最初は鯛などの白身魚からスタートさせましょう。

白身魚が大丈夫だったら、次は赤身魚、マグロなどにしましょう。

6 青魚は避けたほうが無難

初めて食べさせる生魚としては、サバなどの青魚は避けたほうがいいです。

サバなどの青魚は、じんましんを起こすこともあるので幼児期に無理して食べなくてもいいです。

また、アニサキスという寄生虫がいる可能性があり、それによる食中毒を起こしてしまうこともあります。

青魚は8歳頃でも遅くはないかと思います。

食物アレルギーがない大人でも体調不良の時に、焼いた塩サバを食べてじんましんが出ることがあります。

7 エビやカニの甲殻類はアレルギーチェックをしましょう

エビやカニなどは子どもが好きな食材です。
しかし、エビやカニの甲殻類は、アレルギーになりやすい食材のひとつです。
このエビやカニなどの甲殻類アレルギーがある場合、かなり強い反応が出てしまうことがあります。

しっかりとアレルギー検査をしてから食べさせましょう。

火を通したとしてもエビとカニでアレルギーになることがあるので注意が必要です。

8 貝類はNG

牡蠣などの貝類は、食中毒が強く、
まだまだ抵抗力の弱い子どもは避けたほうがよいと思います。

9 タコやイカがうまく嚙み切れない

イカやタコは、よく噛まないと食べられない食材です。
大人でも細かく噛み砕くことなく飲み込んでしまっていることがあります。

まして子どもは噛み砕く力(咀嚼力)が大人よりも弱く、タコやイカを食べることはなかなかの難しいと思います。
消化器官が発達してくる3歳以降でも、
うまく噛みきれず、喉を詰まらせたり、また、丸飲みする習慣がついてしまったりと注意が必要です。

10 イクラなどの魚卵の塩分に注意

イクラやタラコなどの魚卵も3歳以降です。
しょうゆ漬けや塩漬けされているイクラは塩分が強いので、食べる場合は少量にしましょう。
タラコも塩分の過剰摂取の心配もあります。

イクラの軍艦巻きを二貫食べると約1gの食塩の摂取になります。
1〜2歳の子どもの食塩摂取の1日の目標量は3〜3.5gです。

子どもの頃から塩分の多い食事を続けることは生活習慣病が心配になります。

離乳食のおすすめの3冊です。

まとめ いつから食べられるか の考え方

お刺身やお寿司の生魚は何歳から食べられるのかは、
・生のお魚が消化できるようになり、
・免疫力と体力が強くなり、
・奥歯がそろい咬み合わせが完成する
3歳頃から始めるのがよいと思います。
そして食べさせ方の基本は、最初にうちは
・少しだけ
が望ましいでしょう。

でも、この記事の内容は、あくまで目安です。
子どもは年齢よりも、成長・発達、体調、体質などはそれぞれ違います。
3歳からOKではなく、それぞれのお子さんの様子を見ながら与えてください。

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