本サイトのコンテンツには広告を含む場合があります 生活

味噌汁のお弁当のおすすめの持って行き方!スープジャーや味噌玉のコツと注意点!

お子さんから学生さん、社会人まで、たくさんの人が毎日お弁当を食べる機会があると思います。
味噌汁をお弁当として持って行くと、おかずが増えるばかりでなく、体を内側から温めて風邪予防になり、栄養バランスも整います。
健康面でも大きなメリットがあります。

味噌汁をお弁当として持って行くには、保温容器を使うか、味噌玉を作るかの2つの方法があります。
どちらかを選ぶにしても、それぞれには注意点や特有の方法など気を付けるべきポイントがいくつかあります。
この記事では、味噌汁をお弁当として持って行く方法とその注意点を一つずつ詳しく解説していきます。

お弁当の味噌汁を持ち運ぶ2つの方法

味噌汁をお弁当として持って行くには、保温容器を使うか、味噌玉を作るかの2つの方法があります。

保温容器の利用

味噌汁をお弁当として持って行く方法の一つめは、最も一般的な方法で保温容器を使用することです。

汁物は季節に関係なく腐敗しやすく、常温での保存は非常に危険です。
このような場合、保温容器を使うことで一定の温度を維持し、味噌汁の腐敗を防ぎ、なにより美味しく食べることができます。

保温容器には様々な種類があります。
「スープジャー」や「フードコンテナー」で検索するといろいろ出てきます。
有名なブランドとしては、「THERMOS(サーモス)」が非常に高い保温機能を誇ります。
また、「象印」は魔法瓶で有名なメーカーとして知られています。

高い保温機能を持っているだけでなく、手頃な価格で入手できるため、味噌汁をお弁当に持ち運ぶハードルが低くなります。なのより

味噌玉を使う

二つ目は、味噌玉です。
味噌玉は味噌とだし汁、味噌汁の具材を混ぜ合わせて作られた即席味噌汁の素です。
これは一般的なインスタント食品の味噌汁とは異なり、手作り感があり、満足度が高まります。
自分で好みの具材を加えたり、アレンジが可能で、自由度の高い食品といえます。
保温容器とは異なり、味噌玉は味噌汁の素を持ち運ぶ方法です。

味噌汁を保温容器にいれる場合

保温容器に味噌汁を入れる場合を解説します。

保温容器で味噌汁の熱さをキープするポイント

温かい味噌汁やスープをお昼に楽しむためのスープジャーの使い方についてのヒントです。

スープジャーで味噌汁を熱々にキープするポイント

予熱する
味噌汁を入れる前にスープジャーを予熱することが大切です。
最低でも5分間、熱湯を入れておきます。

加熱する
味噌汁やスープを沸騰させることで、熱をしっかりと保つことができます。
電子レンジよりもお鍋を使用すると、中まで均等に温まります。

分量に注意する
スープジャーに入れる味噌汁の量を控えず、ジャーのフタを閉めたときにこぼれない程度が理想的です。
分量が少ないと冷めやすくなります。

これらのコツを実践すると、お昼休みにも6時間経っても熱々の味噌汁が楽しめます。

もう一つ付け加えると、保温容器を保温機能がある専用ケースや布でくるんで持ち運ぶとよいでしょう。

スープジャーに入れた味噌汁はくさりやすいといわれる?

スープジャーの味噌汁はくさりやすいという話もありますが、スープジャーがしっかりと保温されていれば、お弁当の食事時間までにくさることはありません。
一般的にスープジャーの保温効果は6時間程度で、これを目安に食べるか、スープジャーの熱を維持するためのコツを実践することで、味噌汁がくさる心配はありません。
保温効果が6時間とされているのは、その時間が経過すると急激に冷めてしまうわけではなく、60℃以上(スープジャーによって温度は異なる可能性があります)の温度を6時間維持できるという意味です。
そのため、6時間を過ぎても味噌汁はまだ十分に熱い状態をキープします。

味噌汁をおいしく食べるためには、保温性が重要です。保温性が低いと味噌汁は冷え、お弁当として食べる際には温度が下がってしまいます。
味噌汁が冷めると雑菌繁殖の原因となり、健康に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
雑菌は10度から50度で繁殖しやすく、30度から40度になると腐りやすいと言われています。
従って、味噌汁を安全においしく食べるためには、60度以上の保温性が必要です。

保温・保冷力抜群なスープジャー

スープジャーの味噌汁におすすめの具材は?

おすすめの具材には、わかめ、うすあげ、じゃがいも、玉ねぎ、長ネギ、はくさい、きのこ、キャベツ、大根、人参、豚肉、たまご、豆腐、麩などがあります。
これらは普段家で味噌汁を作る際に使う一般的な具材です。

また、基本的に水分を多く含む食材や貝類、例えば、なめこ、あさり、もやしなどは、味噌汁をお弁当として持ち運ぶ際には腐りやすいとされています。特に食べるまで長時間になったり保温がうまくできなった場合などは問題があるかもしれません。

味噌汁が腐った場合の対処法

ここでは、味噌汁が腐っていないかを判断する基準についても紹介します。

臭いに注意
酸っぱいにおいがする食べようとするとツンと鼻を突くような酸臭がする保温容器の中が酸っぱいにおいで充満している
これらの場合は、絶対に食べずに破棄してください。これは腐敗が進んでいる明確な証拠です。

味噌汁表面に注意
味噌汁表面に緑色の物体が浮かんでいる
表面が白い幕で覆われている
これらはカビが繁殖している兆候です。絶対に食べずに破棄してください。

糸を引くような粘り
食べようとすると粘りがある
食材をとると糸を引いている
これらの特徴がある場合は、腐敗が進行しています。絶対に食べずに破棄してください。

これらの特徴が見られる場合は、味噌汁が腐敗している可能性が高いです。
万が一同様の状態になった場合は、安全のためにも破棄してください。
私も食べようとした際に腐敗に気づき、残念ながら破棄せざるを得ない経験があります。
破棄することは「もったいないな」と感じるかもしれませんが、健康のためには避けられない選択です。

味噌玉としてお弁当に持って行く方法

味噌玉のメリットはこんなにあります

味噌玉は手作りの即席味噌汁の素であり、作り置きして冷凍しておくと、お弁当を作る際に手軽に利用できます。

インスタントみそ汁は手作りのものと比べて風味が劣りがちです。
しかし、味噌玉なら、インスタントみそ汁では得られない手作りのみそ汁の風味を楽しむことができます。
また、本格的なインスタントみそ汁であるフリーズドライのみそ汁は、一杯分で百数十円します。
それに対し、味噌玉は具材によりますが、フリーズドライみそ汁の1/2~1/3程度のコストしかかかりません。
数十円で外出先で本格的なみそ汁が楽しめるという絶妙なコスパです。
さらに、作りたての本格的なみそ汁があれば、おかずが少なくても十分満足できるので、味噌玉を作り置きしておけば、朝のお弁当作りにも大助かりします。
味噌玉だけを持って行って、コンビニでおにぎりなどを手に入れることもできますよね。

お弁当用の味噌玉、具入りと具なし、どちらがベスト?

お弁当に持って行く味噌玉には、あらかじめ具を混ぜ込んだ具入りのものと、ベースの味噌玉だけを用意し、その都度具材を足して持って行く方法の2つがあります。
それぞれの利点と欠点を見ていきましょう。

具入りの味噌玉
利点:作り置きしておいた味噌玉を冷蔵庫から取り出して持って行くだけなので、手間がかかりません。
欠点:具材の種類が限られています。作り置きする際に、材料の組み合わせに考慮する必要があります。

具なしの味噌玉
利点:複数の乾燥食材を購入しておけば、気分に応じて具材を選べます。作る際も味噌とだしを混ぜるだけで簡単。
欠点:持って行く際に具材を追加する手間がかかります。

どちらも一長一短がありますので、自分の好みや都合に応じて選択すると良いでしょう。

何を使うと便利?ラップ以外のお弁当用味噌玉の持ち運び方法は?

お弁当用の味噌玉を持ち運ぶ際の一般的な方法は、ラップで包んで持って行くことです。
味噌玉を作り置きしておくと、そのままラップに包んでお弁当に入れることができ、とても便利です。

また、ラップ以外の持ち運び方法として、お弁当用の使い捨て調味料カップを活用する方法があります。
これは「マヨネーズケース」や「オンスカップ」と呼ばれる容器です。

もし使い捨て容器が気になる場合は、100均で手に入る「マヨネーズカップ」と呼ばれるプラスチック製の調味料容器を利用する方法もあります。このカップは洗って何度も使用できるため、経済的で便利です。

お湯が利用できない場合の味噌玉のお弁当持ち運び方法

味噌玉はお弁当用に便利で手軽な食材ですが、職場や学校でポットや湯沸かし器が利用できない場合、どのようにすればいいのでしょうか?

そのような状況では、家からお湯を持参することをおすすめします。
保温機能のあるステンレスボトルやスープジャーに熱湯を入れ、持って行くことでお昼に温かいみそ汁を楽しむことができます。
その際、ステンレスボトルに熱湯を入れる前に、少量の熱湯で内部を予め温めておくと、高温状態を保ちやすくなりますのでおすすめです。

保存性に関するお弁当用味噌玉の持ち運び方法

お弁当に味噌玉を持って行く場合、最も気になるのは保存性ではないでしょうか。
ここでは、お弁当に味噌玉を持って行く際の保存性やおすすめの持ち運び方法について詳しく解説します。

腐らない?カビが生えたりしない?

開封後の味噌や味噌玉は冷蔵庫や冷凍庫で保存しますが、昼食用に味噌玉を持って行く場合でも、腐る心配はほぼありません。
その理由は、味噌の塩分濃度にあります。
通常の味噌の塩分濃度は10~13%程度で、この濃度では食中毒や腐敗を引き起こす細菌はほぼ増殖しません。
また、数時間の昼食時間では味噌玉にカビが生えることはほとんどありません。
ただし、具材によっては傷む可能性があるため、注意が必要です。

お弁当用の味噌玉が傷まないようにするには?

味噌が常温で傷まないようにするためには、塩分濃度が重要です。
減塩みそや白みそは塩分濃度が低いため、お弁当用の味噌玉には使用しないようにしましょう。
また、お弁当用の味噌玉では、水分が少なく傷みにくい具材を選ぶことが重要です。
乾燥食材の中でもわかめ、昆布、豆腐、野菜、麩などを活用すると良いでしょう。
味噌玉を常温で持ち運ぶ場合は、下茹でした野菜や肉、生ねぎなども避けるか、保冷容器を利用することをおすすめします。

持って行った先での保存方法は?

職場や学校などでお弁当用に味噌玉を持って行った先での保存方法は、基本的にお弁当と同じ考え方です。
直射日光や高温な場所を避け、できるだけ涼しい場所に置くよう心掛けましょう。
冷蔵庫が利用できる場合はそちらに入れておくのも良いでしょう。
未使用の味噌玉が残った場合、翌日に再利用する予定がない場合は、処分することをお勧めします。

味噌玉を楽しむための器

お弁当タイムには、味噌玉を楽しむための器も忘れずに持って行こう!
職場や学校にみそ汁用の器がある場合は、味噌玉だけを持って行けばOKですが、そうでない場合は、みそ汁を飲むための容器も用意する必要があります。
紙コップや使い捨てのスープカップを利用するのも一つの方法ですが、コスパ的にはあまりおすすめできません。
そこで今回は、繰り返し使える味噌玉用の容器をご紹介します。

フタ付きの容器があれば、味噌玉を入れて持って行くのが便利

味噌玉を作る容器用に、お椀や紙コップなどを別途持って行くこともできますが、できればなるべく便利に使える方法がいいですよね。
フタ付きの容器を利用すれば、味噌玉をそのまま入れて持って行けるだけでなく、そのまま食器としても使えるので非常に便利です。
フタ付きの容器で味噌玉を持っていく場合は、製氷皿やシリコンケースに味噌玉を詰め込んで、そのまま冷凍保存しておく方法がおすすめです。

保存性に優れたスープジャーが便利!

スープジャーの中に味噌玉を持って行くと、お湯を注いでそのまま飲むことができるだけでなく、保温機能も備えているため非常に便利です。
味噌玉の具材を増やして具だくさんなみそ汁や豚汁なども楽しむことができます。
スープジャーの場合、保冷状態が5~6時間続くので、具材が傷む心配もありません。
持っていく際は、野菜やきのこ、豚肉などを下茹でして水分をよく切り、製氷皿やラップに包んで冷凍保存しておきます。
そして、冷凍保存した具材のない味噌玉のベースをスープジャーにいれて持っていきましょう。

深みのある保存容器

お椀型や深い形状のタッパーなど、様々な保存容器がお弁当の味噌玉用に利用できます。
ただし、容器が大きすぎると飲みにくいことがあるため、300ml前後の容量がちょうど良いでしょう。
お弁当用の味噌玉に保存容器を利用する際には、容器の耐熱温度に留意してください。
底面に記載された耐熱温度が100℃以上の容器を選ぶと良いでしょう。
耐熱温度が140℃以上の容器は、電子レンジも利用可能であり、さらに便利です。
ただし、本体とフタの耐熱温度が異なる場合があるため、フタの耐熱温度が低い場合は、電子レンジを使用する際にはフタを外して加熱してください。

味噌玉を作るときの具材

味噌玉に向いている具材とそうでない具材です。

味噌玉に向いている具材
乾燥わかめ
油揚げ
小エビ・桜エビ・じゃこ
とろろ昆布などの乾燥食材
天かす

大葉
ネギ
みょうがなどの薬味
「野菜も欲しい」というときは乾燥野菜を利用しましょう。

味噌玉に向いていない具材
豆腐
にんじん
大根
ジャガイモなどの根菜類

味噌玉はお弁当を食べる際にお湯をかけて溶かします。
そのため、根菜類は生のままだと芯が残り、食べにくくなります。
しかし、根菜類も下茹でして味噌玉に混ぜれば芯が残らず食べやすくなります。
この手間をかければ根菜類も味噌玉の具材として利用できます。

乾燥食材は水分を吸ってふやけるため、味噌玉との相性は抜群です。
また、根菜類のように下茹でを必要とせず、そのまま味噌玉に入れることができるため、手軽な具材と言えます。

手軽な味噌玉の手作り方法

味噌玉を作るのは非常にシンプルで、以下がその手順です。

【材料】
かつお節または顆粒だしの素
お好みの味噌
お好みの具材

【作り方】
かつお節または顆粒だしの素、味噌、具材をよく混ぜ合わせる。
ラップの口をゴムで結ぶ。

これだけで簡単に手作り味噌玉が完成します!作った味噌玉は容器に入れ、冷凍保存しておきましょう。
お弁当に持って行く際には、好みの味噌玉を1つ取り出して容器に入れて持ち運びます。

まとめ

味噌汁をお弁当に持って行く方法は、保温容器を利用する方法と味噌玉を持参する方法の2つあり、どちらも工夫次第で手軽に実践できます。

ただし、味噌汁をお弁当として運ぶ際には通常のお弁当と同様に安全性に留意する必要があります。
おいしく食べるためにも、腐敗を防ぐためにも、丁寧な対策が不可欠です。

保温には十分な配慮が必要ですが、味噌汁をお弁当に取り入れることで多くの利点が得られます。ぜひ、味噌汁をお弁当に加え、楽しいお弁当時間をお過ごしください!

最後までご覧いただきありがとうございました。



まとめ

-生活