兵庫県姫路市で厄払い・厄除け祈祷で有名な「男山八幡宮」。
「男山八幡宮」は、姫路城の北西近くにある小高い「男山」の山頂付近にあります。
2024年(令和6年)「男山八幡宮」の厄神祭はいつ?
そして時間、厄払い・厄除け祈祷料金、駐車場やアクセスを調べてみました。
2024年も2023年と同じようにいろいろとコロナ禍前とは変更になっています。
注意してください。
姫路・男山八幡宮の厄神祭の日程と時間
コロナ禍前の姫路・男山八幡宮の厄神祭の日程は、2月18日から19日にかけて夜通しで行われていました。
受付時間は、2月18日10時から2月19日15時までだったのですが、
今年2024年(令和6年)の姫路・男山八幡宮の厄除け、厄神祭の日程は、2月18日(日曜日)から19日(月曜日)ですが、夜通しではなく、
厄払い祈祷受付時間は、2月18日(日曜日)午前9時から夜12時までと2月19日(月曜日)午前6時から午後4時までです。
※ 夜通しではないので、注意してください。
祈祷、祈祷受付、大福引は、男山山頂の男山八幡宮境内です。
厄神祭では、男山八幡宮境内で、とんど(お焚き上げ)もあります。
参拝を済ませて、大きなとんどで冷えた体を温めて、1年間健康で過ごしましょう。
「とんど」は、地域によっては、「どんど焼き」、「道祖神祭」、「左義長」、「鬼火たき」ともいわれていますね。
例年なら18日の20時ころにぜんざい、22時ころに粕汁がふるまわれます(無料です。)
その他、厄除けそば(実は中華麺に和風だしの姫路名物の駅そば)、厄除け饅頭(男山の麓にある村井製菓のお饅頭です。)、おでん、大福引きなどのお店が出て男山八幡宮境内は賑わいます。
中でも厄除けそばは人気です。
寒い季節にあったかいそばは格別。
姫路駅で食べるのと少し趣が違ってなお美味しいです。
是非、食べてみてください。
今年2024年(令和6年)は、厄神饅頭、厄除けそば、厄除穴子鮨は、ふもとの水尾神社の境内で、持ち帰り用の販売だけの予定です。
授与品(お守り等)の販売も水尾神社境内です。
山上の男山八幡神社境内での飲食はできません。
姫路・男山八幡宮の厄払いの祈禱料
男山八幡宮での御祈祷の初穂料は3種類です。
御祈祷 初穂料 | |
12,000円 | 黄金大御幣又は飾り矢(紙箱)、厄除守(クリスタル硝子)授与 |
10,000円 | 紅白大御幣又は飾り矢(紙箱)、厄除守(クリスタル硝子)厄除生姜湯 授与 |
8,000円 | 破魔矢(鷹羽)厄除生姜湯、厄除瓦煎餅 授与 |
男山八幡宮での厄除け祈願はいつまでにと設定はないようですが、厄除祭以外の日は電話で問い合わせが必要です。
男山八幡宮までの階段
男山八幡宮までは、男山のふもとにある「水尾神社」の境内からの参道、少し階段がきついところもありますが、なだらかな折れ参道を利用します。
石段は148段。
男山八幡宮は男山の山頂付近位置するので、男山八幡宮まで辿りつくのは男山登山のイメージです。
参道脇には物資をあげるための一種の超小型のケーブルカーもあります。(人は乗れません。)
水尾神社の東には男山山頂にある「配水池公園」に通じる階段があります。
ふもとから山頂まで一直線の階段で、見上げると壮観です。
逆に上から見ると足がすくみます。
ちなみに、198段と言われている石段です。(197段だと数えた人がいます。)
この一直線の石段を上っていっても男山八幡宮に行くことができます。
途中で休みながら下を見ないで上りましょう。(経験上)
混雑する時間帯は折れ参道がふもとから人が連なって男山八幡宮までなかなかたどり着くことができません。
この時、横のこの一直線の階段を使って登ると早く行けます。
が、男山八幡宮の鳥居をくぐることはできません。
男山天満宮の厄神祭に夜、参拝するときには、寒さ対策を忘れずに。
でも、そこそこ参道を上ることを考えると動きやすい服と靴を!
USBで充電できる便利なカイロがあります。繰り返し使える電気式カイロです。あったかーい。
姫路・男山八幡宮の男山厄神祭の駐車場
普段は、ふもとの水尾神社境内に男山八幡宮、千姫天満宮、水尾神社の共同駐車場があって、無料で停められます。
厄神祭の期間は、すぐ横にある姫路市立の姫路文学館の駐車場や周辺にある施設の駐車場が臨時駐車場なり、無料で駐車できます。
毎年混雑するので、臨時駐車場に停めるのに渋滞します。
男山の南の大きな道に面した野本眼科の駐車場(眼科が閉まっている時間帯はコインパーキングとして一般利用可能になります。)や、もう少し距離はありますが、公営の大手門駐車場(有料)を利用するのもよいと思います。
厄年
厄年は数え年なので、誕生日を迎える前の人は満年齢の2歳加えます。誕生日を迎えたあとの人は1歳加えて計算してください。
男山八幡宮の厄年(神社によって少し違いがあることがあります。)
男性 | 女性 | |
本厄 | 25歳 | 19歳 |
前厄 | 41歳 | 32歳 |
本厄(大厄) | 42歳 | 33歳 |
後厄 | 43歳 | 34歳 |
本厄 | 37歳 | |
還暦 | 60歳 | 60歳 |
厄除けグッズ
厄除けにご利益があるといわれているものは、いくつかあります。
中でも代表的なものが「7色のもの」、「長いもの」などですね。
厄除けグッズには、アクセサリー、ジュエリーから、置物、小物にいたるまでたくさんのグッズがあります。
男山の神社
姫路城の北西に位置する男山(海抜56メートル)には、3つの神社と山上に男山配水池公園があります。
男山山上は、姫路城天守閣群が真横に見え、姫路城展望の絶景地です。
男山八幡宮
男山の頂上付近にあります。
ご祭神は応神(おうじん)天皇、息長帯姫尊(おきながたらしひめのみこと)、比売大神(ひめおおかみ)。
応神天皇は第15代天皇で、別名誉田別尊(ほむたわけのみこと)とも呼ばれています。
全国に数万社ある八幡社の主祭神です。
息長帯姫尊は『古事記』での呼び名で、神功皇后のことをさします。
神功皇后は、応神天皇の母で、ともに八幡神の祭神として信仰されています。
ご神徳は、厄除開運、武運長久、安産祈願です。
男山八幡宮は、南北朝時代の貞和元年(1345)、赤松貞範が国府姫路の姫山に城(姫路城)を築くときに男山の山頂に、京都の岩清水男山八幡宮から、神様の分霊を迎え創祀し、城の鎮守社(城の守り神)としたと言われています。
延宝7年(1679)には松平直矩が、正徳6年(1716)には榊原政邦がそれぞれ新しい社殿を建てたという記録が残っており、歴代の姫路城主が城の守り神として信仰したと言われています。
昔から姫路城が建つ姫山に対し夫婦山である男山に鎮座された事から崇敬者も歴代城主から庶民まで広く「男山の厄神さん」と親しまれています。
現在の社殿は平成2年(1990年)9月に再建されています。
千姫天満宮
男山の中腹にあります。
本多忠刻と再婚した千姫が、元和九年(1623年)本多家の繁栄を願い、信仰していた天神を祀ったといわれる社です。
千姫は天満大自在天神を信仰し、比叡山延暦寺第十三代座主法性坊尊意作の天神木像を守護神として姫路城内に祀っていました。
そして、毎朝夕、姫路城西の丸長局から遥拝したということです。
千姫天満宮は、姫路城内から遙拝できるよう東向きに造営されています。
ちなみに徳川家康の孫娘・千姫の父は徳川二代将軍徳川秀忠です。
また、母は淀君の妹に当たるお江です。
淀君、お江の母親は織田信長の妹のお市の方です。
他に千姫は天満宮に、金泥法法華経、観音経、唐鏡、袖手見、虎の爪、茶碗、帯などを寄進しています。
もう一つ魔よけの羽子板も奉納しています。
その羽子板にあやかり、千姫天満宮の絵馬は羽子板の形をしています。
この絵馬は、男山のふもとの水尾神社の社務所で買うことができます。
また切手を貼って、郵送することもできます。
戦国時代において恋愛結婚を成し遂げた千姫にあやかろうと、羽子板の絵馬に恋の願いを込める若い人が多く参拝されます。
姫路城西の丸の長局(百間廊下)から男山をスマホで写真をとって待ち受け画面にすると願いがかなう!(かも?)と言われています。
戦国最後の姫として生まれた千姫。
時代に翻弄され、いわれなき悪名を浴びながらも凛として生きた千姫の生涯を鮮やかに描く、歴史ロマン。
水尾神社
男山の二つの神社の参道の起点となるふもとにあるのが水尾神社です。
アクセス
住所
男山神社総代会
姫路市山野井町164
電話079-291-1550(祈祷問いあわせ)
アクセス
JR・山陽電鉄「姫路駅」から徒歩30分。
少し歩くには遠いです。
バスは、
JR・山陽電車姫路駅の神姫バスターミナルの
9・10・17・18番乗り場から乗車約6分の「市之橋文学館前」下車、北へ徒歩約5分
または、
6番乗り場で姫路城周辺観光ループバス乗車約10分の「清水橋(文学館前)」下車、西へ徒歩3分
姫路城ループバスは、姫路城周辺の主要な観光スポット前で停まるバスで、1回の乗車は大人100円、小人50円です。
何度も乗る場合は、1日乗車券(大人300円、小人150円で乗り放題)があります。
レンタサイクルは、「姫ちゃり」(1日100円~)や「駅リンくん」(1日350円)など有料のレンタルがあります。
自動車の場合、
国道2号姫路バイパス「中地ランプ」下車、北東へ約15分
山陽自動車道「姫路西I.C」下車、南東へ約25分、「姫路東I.C」下車、西へ約25分
中国縦貫自動車道「福崎I.C」から播但連絡自動車に乗り換え、「砥堀ランプ」下車、南西へ約25分
国道2号線より大手前通りを北上、「姫路城前を西へ約700メートル進み野本眼科の角を右折200メートル。
まとめ
例年の男山八幡宮の厄除祭は2月18日から19日にかけて夜通しで行われます。
厄神祭では、男山八幡宮境内で、とんど(お焚き上げ)もあります。
例年なら18日の20時ころにぜんざい、22時ころに粕汁がふるまわれます(無料です。)
2024年(令和6年)の男山八幡宮の厄神祭は2月18日(日曜日)から19日(月曜日)にかけてですが、夜通しではありません。
祈祷受付時間は、
2月18日(日曜日) 午前9時から夜12時まで
と、
2月19日(月曜日) 午前6時から午後4時まで
になります。
2024年は、祈祷、祈祷受付、大福引は男山山頂の男山八幡宮境内ですが、厄神饅頭、厄除けそば、厄除け穴子寿司は、ふもとの水尾神社の境内で持ち帰り用の販売だけの予定です。
山上の男山八幡神社境内での飲食はできません。
姫路以外の人たちも大勢来られ大変にぎわう姫路・男山八幡宮の厄除祭です。ぜひ、厄払いに行ってみましょう。
寒い日に、
最後までご覧いただきありがとうございました。