七五三は子どもの成長を祝う大切な行事です。
しかし、どの神社でお参りすればいいのでしょうか?
地元の神社でいいのか、有名な神社に行くべきなのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、七五三の神社の選び方と、お参りするときのマナーについてご紹介します。
七五三の日を特別にする場所の選択とマナーを知って、素敵な思い出を作りましょう!
七五三の神社の選び方・ポイント
多くのお父さんお母さんが直面する七五三の神社選びは、重要な決断です。
子どもたちの健やかな成長を祈る大切な行事を行う神社を選ぶことは、重要なステップです。
神社選びのポイントは次のようなものがあります。
お宮参りをした神社
神社での七五三のお参りは、お宮参りを済ませた神社を選択することもおすすめです。
このお宮参りの神社では、生まれてからずっと同じ神様に見守られていると感じられ、特別な安心感を抱くことができます。
氏神さまの存在
最近はうすれてきましたが、日本の伝統において、家族が代々信仰してきた地元の氏神さまが存在することがあります。
その地域に住まわれている人たちは「氏子」と言われます。
この氏神さまは、家族の守護神として役割を果たします。
伝わる氏神様がある場合は、その神社を優先的に選ぶことがおすすめです。
地域の主要な神社
地域で信仰を集める主要な神社は、信頼のおける場所と言えます。したがって、こうした神社での参拝は特別な意味があるでしょう。
地理的な位置とアクセス
家から近く、アクセスが便利な神社を選ぶことは、ストレスを軽減し、特に小さな子どもを連れての参拝に役立ちます。
無理のないアクセスを心がけることも大切です。
施設やサービスの充実度
七五三の神社で特別なサービス、撮影スポット、更衣室などの施設が整っていると、参拝がよりスムーズで便利になります。
評判や口コミの確認
最近ではインターネットやSNSで神社などの情報をみることができます。
そんな評判や、また、近隣の住民や知人からの情報などを参考にし、信頼性の高い神社を選ぶことをおすすめします。
初穂料や祈祷料の確認
神社によっては、初穂料や祈祷料がそれぞれ異なることがあります。
事前に料金を確認し、予算内での参拝を心がけるのも大切です。
七五三の神社の選び方は、家族全員が心から楽しめる場所を選ぶことが最も重要です。
家族の希望と条件をよく話し合い、最適な神社を見つけましょう。
七五三の参拝は、お寺でもできる?
七五三のお参りは神社でというのが多いようですが、お寺でも七五三の儀式を受けることができます。
神社とお寺のどちらで行うかには異なる背景と意味があります。
神社での七五三は、子どもたちの成長と健康を祈るために行われます。
一方、お寺での七五三参拝は、仏教的な価値観に基づき、子供たちの無事な成長と家族の絆を深めることを目的としています。
ただし、お寺での七五三には、神社とは異なる儀式と流れがあるため、事前に具体的な儀式内容と意味を確認し、家族で話し合うことが大切です。
神社やお寺どちらの場所で参拝するかは、家族の信仰と価値観に基づいて選ぶべきです。
神社もお寺も、子どもたちの成長を祝う素晴らしい場所であり、心から感謝と祈りを込めて楽しむべきです。
地域の神社とのつながり
日本の神社は、地域の歴史、文化、人々の生活に深く結びついています。古代の神話や伝説に基づく神社も多く、地域の住民にとって神様の住む場所であり、祈りと感謝の場所でもあります。特に、七五三のような節目の行事では、神社は地域の伝統と文化を体験する場となります。一部の地域では、特定の神社に七五三の際に参拝することが慣習となっています。これは、その神社が地域の氏神として、または特定の神様を祀っているため、子供の健やかな成長を祈願するのに最適だとされています。また、神社には独自の祭りや行事が存在し、これらは地域の人々にとって年間のイベントとして楽しみにされています。七五三もその一つであり、地域の神社とのつながりを深める大切な機会となります。神社は単なる宗教的な場所だけでなく、地域の歴史、文化、人々の心の拠り所として重要な役割を果たしています。
地域の神社とのつながりを理解することで、七五三の参拝がより意味深いものとなります。神社は単に宗教的な場所だけでなく、地域の歴史、文化、人々の心の拠り所としての役割を果たしています。
七五三の神社でのマナーとポイント
七五三の神社参拝は、日本の伝統的な行事で、子どもたちの成長と健康を祈願する大切なイベントです。
その際、正しいマナーを守ることが求められます。
鳥居の前での一礼
鳥居の前で一礼をし、神様に挨拶をします。
手水舎での清め方
神社の境内に入る前に、手水舎(てみずや)で手と口を清めます。これを手水(てみず、または、ちょうず)と呼びます。
手水舎は、手水をおこなう建物のことです。
手水舎には水をたたえた水盤が設けられ、柄杓(ひしゃく)が置かれています。
手水舎に着いたら心を落ち着かせ軽く一礼をします。
まず、左手を先に清めるため、右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、左手を清めます。
次に、左手で柄杓を持ち替え、右手を清めます。
最後に、柄杓を右手に持ち替えます。
左手で柄杓の水を受け取り、口をすすぎます。
衛生面が気になる方は口をすすぐ真似ををしてください。
この時、柄杓の水は、少し残しておきましょう。
そして、使った柄杓の柄を清めます。
柄杓を両手で持ち、立てて柄杓に残った水を持ち手に流します。
終われば柄杓を元の場所に戻します。
軽く一礼をしてから離れましょう。
本殿での参拝作法「二礼二拍手一礼」
本殿に参拝する際、まずは二度深く頭を下げます。
次に、手を前で合わせ、二度手を打ちます。
最後に、再び深く頭を下げます。
神社の敷地内での振る舞い
神社の境内では、静かに振る舞い、大声を出さないよう心がけましょう。
飲食や喫煙は境内で控えるのが一般的です。
お賽銭の作法
参拝の際には、賽銭箱にお賽銭を投げ入れます。
通常、5円玉が使用されますが、任意の金額で構いません。
心からの感謝の気持ちを込めることが大切です。
神社の施設や境内の利用
神社には、絵馬やお守りを購入できる場所や休憩所などがあります。
これらの施設を利用する際にも、礼儀正しく振る舞うことが大切です。
七五三の神社参拝は、子どもたちの人生の大切な節目となります。正しいマナーを学び、心を込めて神様への感謝の気持ちを伝えることが重要です。
事前にしっかりとマナーを学び、家族全員で心からの感謝と願いを神様に伝えましょう。
まとめ
この記事では、七五三の神社の選び方のポイントや、神社での正しい振る舞い方、お参りの仕方などを紹介しました。
七五三は子どもの成長を祝う大切な行事ですが、神社によっては予約が必要だったり、特別なサービスがあったりすることもあります。
そこで、事前に神社の情報を調べて、自分たちに合った場所を選ぶことが大切です。
また、神社でのマナーも守って、神様に感謝の気持ちを伝えることができれば、七五三の思い出がより素敵なものになるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。