赤ちゃんの誕生日やクリスマスなど、特別な日に赤ちゃんにケーキを食べさせたいと思うことがあるかもしれません。
しかし、いつから赤ちゃんにケーキを食べさせていいのでしょうか?
この記事では、赤ちゃんにケーキを与える適切なタイミングと、注意すべきポイントについて詳しく解説します。
赤ちゃんの初めてのケーキの参考にしてください。
赤ちゃんにケーキを食べさせるのはいつから
一般的には、1歳を超えてからなら問題ありません。
しかし、市販のケーキをそのまま与えるのではなく、食べさせる前や食べさせるときに気をつけるべきことがいくつかあります。
1歳になる前の赤ちゃんにケーキを与えない方が良い理由
1歳になる前の赤ちゃんには、ケーキを食べさせるのは避けたほうが良いとされています。
なぜ1歳未満の赤ちゃんにはケーキを食べさせないほうが良いのか、以下に説明します。
アレルギーの問題
アレルギーの問題に関して、1つ目の理由は、1歳未満の乳児はまだ主に母乳やミルクから栄養を摂取し、これから離乳食が始まりたくさんの食材を体験し始める時期です。
初めて経験するケーキに対してアレルギー反応を引き起こす危険性もあります。
特に、誕生日やクリスマスのお祝いは夜に行われることが多く、もしケーキを食べてアレルギー症状が現れた場合、すぐさまお医者さんに診てもらえない可能性も考えられます。
離乳食でいろいろな食材を経験するようになってから、ケーキを与える方が賢明です。
また、2つ目の理由として、市販のケーキには卵や乳などの潜在的なアレルギー誘発物質が含まれている可能性があり、これらの成分が赤ちゃんにアレルギー症状を引き起こすリスクがあることが挙げられます。
赤ちゃんの健康状態では、アレルギー反応がより深刻な問題となり、命に関わることも考えられるため、ケーキの提供は慎重に検討すべきです。
カロリーや糖分の問題
おやつとしてケーキを与えると、糖分やカロリーの摂取量が過剰になり、赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
1歳児の摂取すべき糖分は1日あたり15g以下で、上白糖でいうと小さじ5杯分が目安とされています。
食事にも含まれているため、おやつで与えられる分はさらに少なくなり、バターや生クリームが多く使われたケーキでは糖分やカロリーがすぐにオーバーしてしまいます。
2つ目の理由として、生活習慣病や肥満のリスクがあることが挙げられます。
ほとんどのケーキには高糖質と高カロリーが含まれています。
ケーキを食べる機会は誕生日やクリスマスなど特別な日だけだと思うかもしれませんが、赤ちゃんの時からケーキを食べる習慣を持つことで、甘いものを摂取するクセがつき、結果的に肥満や生活習慣病の発症リスクが高まる可能性が考えられます。
離乳食の進みが遅くなる問題
赤ちゃんにケーキを与える場合の問題点として、普段の離乳食と比べてケーキが甘くて美味しいと感じることがあります。
この美味しさを知ってしまうと、普段の離乳食や赤ちゃん向けのおやつに対する食欲が減少する可能性があるため、離乳食が十分に進んで、異なる食材の味を理解できる1歳頃までは、ケーキの提供は控えたほうが良いでしょう。
また、普段の離乳食や赤ちゃん向けのおやつに対する食欲が減少すると栄養が偏ったり不足する可能性もあります。
生クリームは1歳以降に
生クリームはいつから使えるかという明確な答えはないのですが、生クリームは1歳以降にすると覚えておくと良いでしょう。
生クリームは乳製品の中でも脂肪分が高いものですから、生クリームは「油脂」として考える必要があります。
風味を加えるために少量混ぜるくらいなら、離乳食後期から、時々なら大丈夫です。
油脂は離乳食後期(9ヶ月ごろから)であれば小さじ1杯程度までなら問題ありませんが、生クリームは小さじ1杯では済まないことが多いです。
多量の油脂は赤ちゃんの消化器官に負荷をかけますから大さじ1杯以下に抑えるようにしましょう。
生クリームで問題なのは「砂糖」
生クリームに含まれるもので気をつけたいのは「砂糖」です。
生クリームそのものには砂糖は含まれていませんが、ホイップするときに砂糖を加えます。
市販の生クリームのケーキやスイーツなどにもほとんど砂糖が使われています。
油分は適度に摂ることで健康にも良いので、料理に生クリームを使うこと自体は悪くありません。
問題なのは砂糖の摂取量です。
2歳までは、できるだけ食事からエネルギー(カロリー)をしっかり摂ることが大切なので、砂糖の多いスイーツ類は控えた方が良いでしょう。
食事以外から油や砂糖をたくさん摂ってしまうと、ミネラルやビタミンなどの摂取が不足しがちになってしまいますので、「スイーツよりも食事を」と心がけたいですね。
1歳ごろから食べられるケーキもおすすめ
1歳前後の赤ちゃんにも安心して食べさせられるケーキがあります。
赤ちゃんが1歳になると、ケーキを食べさせてお祝いしたいという親御さんも多いでしょう。
しかし、市販のケーキは赤ちゃんには不向きな材料や糖分が多く含まれていることが多いです。
赤ちゃんにも安全に食べられるケーキは、赤ちゃんの食事に適した材料や分量で作られたケーキで、お誕生日などの特別な日に赤ちゃんにも楽しんでもらえるように考えられたものです。
どんな店でも提供しているわけではないため、探し出すか、オーダーメイドで制作してもらう必要があります。
手間はかかりますが、赤ちゃんに安心してケーキを提供できる価値があります。
また、自分で作ることもできます。
赤ちゃん用のレシピを参考にして、安心な材料で作れば、赤ちゃんにも喜ばれるケーキができあがります。
市販のケーキでは赤ちゃんにアレルギー反応や体調不良を起こす可能性がありますが、赤ちゃん用のケーキならその心配はありません。
赤ちゃんにも優しいケーキで、お祝いを盛り上げましょう。
1歳の赤ちゃんに市販のケーキを提供する際に留意すべき事項
1歳のお子さんに市販のケーキを与える場合は、大人と同じように食べさせることはできません。
市販のケーキには、お子さんにとって不適切な成分や量が含まれている可能性があります。
そのため、市販のケーキを与える前や与えるときには、次のことに気をつけてください。
アレルギーの確認のために成分を調べる
ケーキを買う前に、原材料や添加物について確かめておくことが大切です。
ケーキには少量のアルコールが入っている場合がありますし、卵や乳などの一般的なケーキの材料に対してアレルギー反応を示す子どももいます。
ケーキのパッケージに記載されている成分表をよく読んだり、店員さんに尋ねたりして、アレルギーの有無を確認しましょう。
小さな一口サイズに分ける
市販のケーキは砂糖や油脂が多く含まれており、大人と同じ分量を摂取すると、消化不良になったり、甘いものに慣れてしまって離乳食に興味を失う恐れがあります。
そこで、2歳未満のお子様におやつとして与える場合には、ひとかじり程度の少ない量に抑えることをお勧めします。
食欲旺盛なお子様の場合には、先に食事をしっかりと摂らせて、お腹いっぱいになった後でケーキを差し出すと良いでしょう。
1歳の誕生日やクリスマスなど特別な日にぴったりのおすすめケーキ
1歳になると、市販のケーキを口にすることができますが、親としてはその提供量を制限したり、成分表を確認することが大変な場合もあるでしょう。
また、お祝いごとの特別な日には、アレルギーなどの心配なく楽しいひとときを過ごしたいと願うことでしょう。
そんなときにおすすめのケーキは以下の通りです。
子供向けの手作りケーキを試してみよう!
ホットケーキや食パンを使い、ヨーグルトや新鮮な果物でデコレーションしたりすることで、1歳前後のお子さんが安心して楽しめるケーキを手軽に作ることができます。
ネット上にはたくさんの子供向けケーキのレシピが掲載されているので、そのまま作ることもできますし、レシピを参考にしてお子さんの好みに合わせてフルーツをアレンジすることで、自分だけの特別なケーキを楽しむこともできます。
楽しみながらお子さんにぴったりのケーキを作ってみましょう!
インターネット通販で注文できる!1歳のお祝いにぴったりなケーキ
楽天などの通販サイトでは、1歳用のバースデーケーキが販売されています。
生クリームの代わりにヨーグルトや豆乳クリームなど、1歳の子が食べやすい食材を使っているものが多いので、一度調べてみると良いでしょう。
市販ならではの華やかな見た目なので、上の子がいるのでちゃんとケーキらしい見た目のものが欲しいという場合にもおすすめです。
まとめ
1歳前後のお子さんのお祝いにケーキが必要かどうか、意見は分かれることでしょう。
率直に言って、お子さん自身はその瞬間を覚えていないでしょう(笑)。
しかし、私自身、1歳の娘に初めてケーキを用意しました。
子供のために初めてケーキを用意した経験は素晴らしい思い出となり、後で最初の誕生日やクリスマスの写真を見たときに、ケーキがあると雰囲気がぐっと華やかになることを感じます。
大切なのは、お子さんが無理なく食べられるケーキであり、また、親御さんが無理なく用意できるケーキかどうかだと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。