レンコンとハスはどう違うのでしょうか?
蓮根と蓮?
レンコン(蓮根)はハス(蓮)の根っこに当たる部分です。
この記事では、レンコンの栄養価について調べています。
レンコンの栄養価ってすごい!
レンコンとハスの違いとは?
レンコンとハスはどう違う・・・。
「レンコン」と「ハス」は混同されがちですが、実は明確な違いがあります。
簡単に言うと、ハスは植物全体を指し、レンコンはその地下茎部分を指す言葉です。
ハス(蓮)は水生植物であり、池や沼に生育します。
葉は大きくて水をはじき、美しい花を咲かせることで知られています。
その地下茎がレンコンとして成長し、食用になります。
つまり、レンコンはハスの一部なのです。
ハスの花や葉は観賞用やお茶として使われる一方で、レンコンは食用として親しまれています。
また、ハスには「花ハス」と「食用ハス」の品種があります。花ハスは観賞用で地下茎が細く、食用には向いていません。一方、食用ハスは地下茎が太く育ち、レンコンとして収穫されます。
英語でも「lotus root」と書きます。「lotus」ハス(蓮)の「root」根です。
でも、レンコンは、実はハス(蓮)という植物に地下茎(ちかけい)で、茎(くき)なのです。根みないですが、違います。
同じような形状のものにワサビがあります。少し形状が違いますが、ジャガイモやサトイモも茎(地下茎)です。
レンコンとハス、同じと言えばそうですが、違うと言えば違うものです。
レンコンの季節
レンコンは蓮田の泥の中で育ちます。
根は水中で葉や花は水面に出ており、夏頃にきれいな蓮の花を咲かせます。

ちなみに、睡蓮(すいれん)はまた別の植物です。
レンコンの収穫は秋から冬の寒い時期です(新レンコンは7~9月上旬頃)です。
ハスの水から上の茎や葉が枯れた頃に収穫です。
新レンコンはアクが少なく軟らかく、あっさりしていますが、冬に出回るレンコンは粘りと甘味が増します。
レンコンの特徴と食感
レンコンはシャキシャキとした食感が特徴で、調理方法によってはホクホクした食感にもなります。穴が空いている独特の形状をしており、「先を見通せる」縁起の良い食材として、おせち料理にも使われます。
レンコンは加熱すると甘みが増し、煮物や揚げ物にすると美味しくなります。また、生のまま薄切りにしてサラダにすると、シャキシャキとした食感を楽しむことができます。
ハスの花や葉の用途
ハスの花や葉は観賞用として親しまれ、特にお寺や庭園などで美しい花が見られます。ハスの花は早朝に咲き、昼には閉じる特徴があり、「清らかさ」の象徴とされています。また、葉は大きく水を弾く性質があり、お茶や料理の飾りにも使われます。
さらに、ハスの葉茶は健康効果が期待され、むくみ対策やデトックス効果があると言われています。中国や日本では、ハスの葉で包んだ「蓮葉飯(はすのはめし)」という料理もあり、ほんのりとした香りが楽しめます。
レンコンの栄養価と健康効果
レンコンは栄養価が高く、ビタミンC、食物繊維、ポリフェノールが豊富です。特にビタミンCは熱に強いため、加熱しても栄養が損なわれにくいのが特徴です。
レンコンの主な健康効果は以下の通りです。
- 免疫力アップ:ビタミンCが風邪予防に役立つ
- 腸内環境を整える:食物繊維が豊富で便秘解消に◎
- 抗酸化作用:ポリフェノールが老化防止に貢献
また、レンコンの粘り成分にはムチンが含まれており、胃腸を保護する働きがあります。そのため、消化が気になるときや、疲れがたまっているときにもおすすめの食材です。
主な栄養素 | |
エネルギー | 66kcal |
水分 | 81.5g |
たんぱく質 | 1.9g |
脂質 | 0.1g |
炭水化物 | 15.5g |
コレステロール | 0 |
食物繊維 | 2.0g |
ビタミンC | 48mg |
カリウム | 440mg |
カルシウム | 20mg |
七訂日本食品標準成分表より |
シャキシャキ&ホクホクの食感を楽しめる!
手軽に食物繊維&栄養補給!ダイエット中のおやつにも◎
レンコンの食物繊維
レンコンには食物繊維が豊富に含まれています。
その量はきのこ並みに多く含まれています。
このレンコンに含まれる食物繊維は90%が不溶性です。
食物繊維には整腸作用があり、便秘を予防・改善し、腸内環境を整え善玉菌を増やします。
大腸がんの予防の効果があります。
ほかに血糖値の上昇も抑えます。
また、コレステロールの吸収を抑制し、体外へ排出します。
食事が少量でも満腹感が得られるのでダイエットにも効果的です。
レンコンのビタミンC
レンコンは、みかんよりも豊富なビタミンCが含まれています。
ビタミンCは免疫力を高めて風邪などの感染症を予防します。
さらに、たんぱく質と一緒に摂ることで美肌効果や抗がん作用がアップします。
ビタミンEと組み合わせることでもより効果的に栄養を摂取できるので、
レンコンを食べる時は、たんぱく質やビタミンEを含む食品を摂るようにするといいです。
レンコンのポリフェノール タンニン
レンコンの切った部分を黒ずませる成分はタンニンというポリフェノールの一種です。
タンニンは、殺菌作用や抗酸化作用があり、胃腸のトラブルに効果を発揮します。
レンコンのLPS
LPSは主に土にいる微生物の成分です。
土で育つ根菜に多く含まれ、 レンコンの皮や節の部分に多く含まれます。
LPSは、体内に侵入したウイルスや細菌などの異物を食べて排除する細胞「マクロファージ」を活性するなど、免疫機能に良い影響をもたらし、病気に負けない健康的な体づくりに役立ちます。
また、肌の免疫機能にも作用するため、美容にも嬉しい物質として注目されています。
ハスの品種によるレンコンの違い
ハスにはさまざまな品種があり、品種ごとにレンコンの大きさや味が異なります。代表的な品種をいくつか紹介します。
- 備中(びっちゅう)レンコン:太くて肉厚、粘りが強い
- 加賀レンコン:でんぷん質が多く、ホクホクとした食感
- 中国産レンコン:細長くシャキシャキした食感
また、地域によっても栽培方法が異なり、レンコンの味わいに違いが出ます。日本産のレンコンは粘りが強く、煮物に向いていることが多いですが、中国産は炒め物に適しています。
レンコンの旬と美味しい時期
レンコンの旬は秋から冬にかけてで、特に11月~2月が最も美味しい時期とされています。この時期のレンコンはでんぷん質が増え、甘みとホクホク感が強くなります。
また、レンコンは収穫時期によって食感が異なります。
- 秋に収穫されたもの → シャキシャキとした食感で、サラダや炒め物向き
- 冬に収穫されたもの → でんぷんが増え、ホクホクした食感で煮物に最適
旬のレンコンを選ぶ際は、ずっしりと重く、切り口がみずみずしいものを選ぶのがポイントです。
ハスの花が咲く時期と特徴
ハスの花は夏に咲き、開花時期は7月~8月がピークです。ハスの花は朝に咲き、昼頃には閉じる性質があり、数日間これを繰り返した後に散ります。
ハスの花には「清らかさ」や「再生」といった意味があり、仏教や風水でも縁起の良い花とされています。特にお寺や庭園では、池に咲くハスの花が風情を感じさせます。
また、ハスの花は香りも特徴的で、ほのかに甘い香りが漂います。その香りを活かして、ハスの花を使ったアロマやお茶も人気があります。
レンコンの美味しい食べ方
レンコンは調理法によって食感が変わるため、さまざまな料理に活用できます。
- シャキシャキ食感を活かす:サラダ、きんぴら、炒め物
- ホクホク食感を楽しむ:煮物、天ぷら、すりおろして団子やお好み焼きに
また、レンコンの穴に肉やチーズを詰めて焼くと、見た目もおしゃれな一品になります。さらに、レンコンチップスにすると、パリッとした食感が楽しめ、おやつやおつまみにもぴったりです。
ハスの葉や花の活用法
ハスの葉や花は、食用・健康・文化の面でさまざまな用途があります。
- ハスの葉茶:ハスの葉を乾燥させたお茶で、むくみ対策やデトックス効果が期待される
- 蓮葉飯(はすのはめし):ハスの葉で包んだご飯で、ほんのりとした香りが楽しめる
- 観賞用:ハスの花は庭園や寺院の池で美しく咲き、風情を感じさせる
- 薬膳・漢方:ハスの花や葉は、鎮静効果があるとされ、中国の伝統医学で利用されることも
特にハスの葉茶は、脂肪燃焼を助けるとも言われ、ダイエットや健康志向の人に人気があります。
レンコン栽培とハスの育て方
レンコンを栽培するには、ハスの育て方を理解することが重要です。レンコンはハスの地下茎なので、基本的にはハスの栽培方法=レンコンの育て方になります。
レンコンの栽培方法
- 水を張った田んぼや大型容器を用意(水深20~30cmが理想)
- レンコンの種イモ(地下茎)を植える(春~初夏)
- 日当たりの良い場所で育てる(水温が高いほど成長が早い)
- 夏に葉が茂り、秋~冬に地下茎が育つ
- 11月~2月頃にレンコンを収穫する
自宅で育てる場合は、大きめの鉢や水槽を使って「ミニレンコン栽培」に挑戦するのもおすすめです。
日本と海外におけるレンコンとハスの違い
日本では主に食用としてのレンコンが知られていますが、海外ではハスの花や葉の利用が盛んです。
- 日本:レンコンを煮物や天ぷらにして食べる文化が根付いている
- 中国:ハスの葉茶や漢方、ハスの実(蓮子)をスープやデザートに活用
- ベトナム・タイ:ハス茶(ロータスティー)が有名で、リラックス効果があるとされる
- インド:仏教の象徴としてのハスが重視され、宗教的な意味合いが強い
特に中国では、レンコンだけでなく「ハスの実」も食べられ、スープやお菓子に使われることが多いのが特徴です。
レンコンとハスの文化的な意味
レンコンとハスは、古くから日本やアジア各国で縁起の良いものとして扱われています。
日本における意味
- 「先を見通す」:レンコンの穴が未来を見通す象徴とされ、おせち料理に使われる
- 仏教との関わり:極楽浄土には蓮が咲くとされ、仏像の台座にもハスの花が描かれる
- 茶道や和菓子:ハスの葉や花が和の文化に溶け込み、お茶席の飾りや和菓子のモチーフに
海外での意味
- 中国:「清廉」「純潔」の象徴とされ、皇帝や貴族の装飾品にも用いられた
- インド:ハスの花はヒンドゥー教の神々の象徴で、繁栄や神聖さを意味する
- エジプト:古代エジプトでも神聖な花とされ、壁画や神殿に多く描かれている
このように、レンコンとハスは食材としてだけでなく、文化や宗教の中でも重要な意味を持つ存在です。
まとめ
レンコンとハスの違いを簡単にまとめると、以下のようになります。
- ハスは植物全体、レンコンは地下茎の部分
- レンコンは食用、ハスの花や葉は観賞・茶葉として利用
- 品種によってレンコンの大きさや食感が異なる
- 日本ではおせち料理や煮物に、海外ではハス茶やスープに活用
- 仏教や風水でも縁起の良い植物とされている
レンコンは見た目は地味ですが、栄養価も高く、食感のバリエーションも豊富な万能食材。一方のハスは、古くから文化的・宗教的な意味を持つ神聖な植物です。どちらも知れば知るほど奥が深いので、ぜひ食卓やライフスタイルに取り入れてみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。