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銀杏(ぎんなん)の殻の割り方、電子レンジでチン!

ぎんなん

秋になるとイチョウの樹に実る銀杏(ぎんなん)は、独特の臭いを放ちます。

この臭う実の中にある固い殻の種子のようなものの中身は、栄養価が高く、回りの殻を処理することでおいしく食べることができるんです。

でも、いったいどうやって殻を処理するのでしょうか?

電子レンジを使えば、簡単に中身を取り出すことができます。

この記事では、銀杏(ぎんなん)の殻の処理の仕方や注意点についてまとめています。

 

銀杏(ぎんなん)の構造。食用にできるのはの殻の中の仁。

イチョウの実を銀杏(ぎんなん)と呼びますが、その中で食用できるのは中心部の仁です。

銀杏(ぎんなん)全体が種子で、外側の柔らかい果肉のような部分は種子の外種皮です。それを取り除くと固い殻(中種皮)につつまれた銀杏の核が出てきます。
銀杏(ぎんなん)として食するのは、固い殻の核を割った中にある仁です。

お店で購入するものはすでに処理がされていますが、銀杏(ぎんなん)拾いをしたものを自分で処理する場合は、まずは、銀杏(ぎんなん)の外種皮(果肉)から中の核を取り出さなければなりません。

 

銀杏(ぎんなん)の処理法。

まず、銀杏(ぎんなん)の臭い果肉(外種皮)を取り除きます。
そのあと取り出した種子(核)を乾燥させます。

1  銀杏(ぎんなん)を水に浸し、ふやけさせる。

イチョウの実である銀杏(ぎんなん)を、水の入ったバケツやボウルなどにを入れて、ふやけるまで2~7日浸します。

2 果肉をとる。

銀杏(ぎんなん)の果肉(外種皮)が腐ってぶよぶよになるまでふやけたら、しっかりとゴム手袋をつけて、実を崩し、果肉をはずし、ラグビーボール形の薄い茶色の種子(核)を取り出します。

銀杏(ぎんなん)の果肉にはギンコール酸などのアレルギー物質が含めれていますから、触れる時は注意しましょう。

この作業が拾う時以上に強烈に臭いです。
食べ物とは思えない臭さです。

何回も水をかえて、果肉をきれいに取り除きます。
銀杏(ぎんなん)同士をこすり合わせるようにするとうまくいきます。

ぶよぶよになった銀杏(ぎんなん)を袋などに入れて足で軽く踏むようにしてほぐし、種子(核)を取り出してもよいかもしれません。

3  種子(核)を天日干しで乾燥させます。

取り出した種子(核)を、ザルなどに広げて風通しの良い場所で、2〜3日ほど天日干しして乾燥させます。
じっくりと乾燥していきます。
天気がよければ表で干して、雨になったら室内に戻してを繰り返します。

4 完成は、殻の色が白っぽくなったころが目安です。

完成は、殻の色が白っぽくなったころが目安です。

種が十分に乾燥したら、試しにいくつか新聞紙でくるみ、硬い棒などで殻を割ってみます。
水分がなければ完成です。

お店や通販で手に入るものは、この天日干しまで処理済みであるものがほとんどです。

 

銀杏(ぎんなん)の殻の割り方。割って中身を取り出す

銀杏(ぎんなん)は殻から中身を取り出すには、

殻を割らずに炒ってから中身を取り出す方法と、
殻を割って中身を取り出してから加熱する方法があります。

まずは、銀杏(ぎんなん)は殻を割らずに炒ってから中身を取り出す方法ですが、
2種類あります。

フライパンで調理する場合

銀杏(ぎんなん)の殻を、ハンマーやペンチ、専用のぎんなん割り器などを使って亀裂や割れ目が入るくらいに軽く割ります。

そして、銀杏(ぎんなん)を殻付きのままでフライパンに入れて塩を振り、炒るようにして調理します。

熱したフライパンに銀杏を入れ、蓋をして弱火で炒ります。
加熱中は蓋をしてください。

加熱を始めると銀杏(ぎんなん)が弾けます。

5分~10分ほど乾煎りすればでき上がりです。

加熱調理が完了したら、熱いうちに殻を取っていきます。
殻を割って、中身を取り出します。

薄皮も熱いうちに手で揉むようにすれば、はがれます。
冷めてしまうとはがれにくいので、熱いうちにはがすのが良いです。

電子レンジで調理する場合

電子レンジで銀杏(ぎんなん)を調理するときは、必ず先に殻を割りましょう。

銀杏(ぎんなん)の殻を、ハンマーやペンチを使って亀裂や割れ目が入るくらいに軽くわります。
殻付きのままで加熱すると破裂することがあるのでとても危険です。
この作業をおこなわないと、レンジ内で破裂する恐れがあるので、気をつけましょう。

殻を割ったら厚みのある茶封筒などに銀杏を入れます。
薄い封筒だと、破裂したときにやぶれて飛び出すことがあるので、厚めの封筒、または2重にすると良いでしょう。

銀杏を封筒に入れたら、口を2回以上折ります。
しっかりと折り返さないと、飛び出すことがあります。

茶封筒に入れる量は15粒くらいまでが目安です。

電子レンジの時間は、500Wの電子レンジで、60~90秒ほど加熱します。
2~3個ポンポンとはじけたくらいが、できあがりの目安です。
加熱しすぎると、実が硬くなってしまったり、爆発して封筒の中でバラバラになってしまう場合があります。

あとは塩などで調味すれば完成です。

 

銀杏(ぎんなん)の殻を割って中身を取り出してから加熱する方法

銀杏(ぎんなん)の殻を、ハンマーやペンチを使って割ります。

殻から仁を取り出します。

銀杏(ぎんなん)がかぶるくらいのお湯を沸かし、穴じゃくしの上で転がしながらゆがきます。

薄皮がとれ、透明になってきたら、お湯から出して水につけます。

ザルに上げて水気をきると出来上がりです。

 

いろいろな、ぎんなん割り器が出ています。



まとめ

フライパンで炒る方法も簡単ですが、もっとも手軽にできるのが電子レンジの利用です。

私も電子レンジを使っていますが、出来立てはかなり熱いので注意が必要です。

銀杏(ぎんなん)はいろいろな効能が期待できる食べものではあるけど、食べ過ぎには注意しましょう。

 

おいしい銀杏(ぎんなん)です。

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