新年の挨拶を書くことって、何を書けばいいか迷いますよね。
新年の挨拶状の受取人には、久しく会ってない人や長らく連絡の取れていない友人、新年の挨拶を久しぶりに送る友人や知人もいるでしょう。
こういった友人に向けて、どのような言葉を書けばいいのでしょうか?
特に、遠くに住んでいるか、他の理由で長らく連絡が途絶えてしまった友人や長らく連絡を取っていない古い友人や知人などご無沙汰している人に、適切なコメントを考えるのは難しいことかもしれません。
ただ一文だけでは寂しいかもしれませんね。
友人が手紙を受け取ったときに、懐かしい気持ちに浸ってもらうために、文の構成に注意を払うことが大切です。
この記事では、長らく連絡の取れていない友人や知人に送る新年の挨拶のポイントとアイデアを紹介します。
会いたくてもなかなか会えない友人に、せめて新年の挨拶で心温まるメッセージを伝えましょう。
ただの印刷年賀状を送るのではなく、あなたらしいメッセージを書いて、友人や知人が喜ぶことを願います。
久しく会ってない人や長らく連絡の取れていない友人への新年の挨拶メッセージのポイント
最近の出来事や記念すべき瞬間に触れる一言を追加
遠くに住む友人や、忙しい友人とは、会うことが難しいこともあります。
「また会いたい」と言っても、なかなか会えないこともあるでしょう。
そんな場合は、友人の近況や健康について気遣う一言や、特別な日を祝う一言を入れてみてはいかがでしょうか。
結婚記念日や、節目の誕生日など、祝福の言葉を添えましょう。
子供の進学や新しい仕事に触れるのも素敵です。
気持ちを込めて書くことに集中する
新年の挨拶状の一言を書くことに悩むのは、過度に上手く書こうとすることから生じることがあります。
長らく連絡の取れていない友人へのメッセージであるため、書き込むことに対するプレッシャーを感じることがあるかもしれません。
しかし、熟考された文章よりも、素直な気持ちを込めた一言を書くことが、最も印象に残る新年の挨拶になるでしょう。
傷つけることのない内容を書く
友人の近況を知らない場合、気になることが多いでしょう。
しかし、遠慮なくどんな話題でも取り上げていいわけではありません。
前回のコミュニケーションが難しい状況だった場合、そのことに触れないようにしましょう。
昇進や転職、結婚や出産などは、状況によっては友人を傷つけることがあるため、慎重に考えることが重要です。
ネガティブな内容を避ける
新年の挨拶状は、新しい年を祝うものですので、ネガティブな内容を書くべきではありません。
「厳しい一年でしたが、頑張りました」といったメッセージは避けましょう。
友人が気分を害するかもしれないような内容は避け、明るく前向きな言葉を選びましょう。
年賀状に一言を書く際の注意点
何に気を付けるべきか?
新年の挨拶メッセージを書く際に注意すべきことは、手書きで書くことです。
手書きのメッセージは、印刷よりもずっと温かみを感じさせます。
できるだけボールペンや鉛筆ではなく、筆ペンやフェルトペンを使用することをお勧めします。
また、新年の挨拶メッセージには句読点を使用しないでください。改行を上手に活用しましょう。
また、相手に合わせた言葉遣いに注意し、あまり堅苦しくならないよう心がけましょう。
句読点を使用しない
新年を祝うメッセージは、長く幸福が続くことを願うものですので、句読点(「、」「。」など)は避けましょう。
句読点を使うと、縁起が悪いとされることがあります。
日本の文化では縁起を気にする傾向があるため、特に目上の人に対する新年の挨拶では句読点を使わないのが一般的です。
忌み言葉に気をつける
忌み言葉とは、ネガティブなイメージを持たせる言葉のことです。
例えば、「去年は大変お世話になりました」といった言葉は、「去」という漢字が含まれているため、忌み言葉とされています。
そのような言葉を避けるためには、代替の言葉を使用することができます。例えば、「昨年」などです。
他の言葉でも忌み言葉を含んでいないか、注意深く確認しましょう。
去、別、離、弱、苦、死、痛、落、避、消、失、錆、倒、壊、衰、九、四 など…
二重賀詞を避ける
新年の挨拶は、通常1回のみ使用するべきです。
例えば、「新年あけましておめでとう」という表現は、実際には二重賀詞です。
「新年」と「あけましておめでとう」は別々の挨拶であるため、重複させないようにしましょう。
筆ペンやフェルトペン以外の道具を使用する
鉛筆で書かれた新年の挨拶は、手抜きや軽視と受け取られる可能性があります。
したがって、新年の挨拶は鉛筆で書くことは避けた方が良いでしょう。
また、鉛筆は簡単に消せるため、正式な文章には向いていないとされています。
一般的には、毛筆に比べてボールペンで書かれた文字もあまり好意的に受け取られないことがあるため、太めのペンや筆ペンを使用することをお勧めします。
手書きメッセージは、温かみを感じさせるために、筆ペンやフェルトペンなどを使用して書くのが適しています。
ご無沙汰している友人や知人への年賀状の一言(文例)
新年のご挨拶をお伝えする年賀状の際、長らくお会いできていない友人や
知人に向けた一言メッセージを考えてみましょう。
一言の構成
まずは、一言の構成です。
相手の様子・近況を尋ねる言葉
+
こちらの近況を伝える言葉
+
健康や幸せを願う言葉などの締めの言葉
一言書くスペースの大きなの関係で、三つの要素がすべて揃わなくてもくてもよいと思います。
相手の様子や近況を尋ねる言葉
相手の様子や近況を尋ねる文例です。
友人やよく知る人の場合、あまり堅くなりすぎないよな文体でよいでしょう。
しかし、目上の方などの場合もるるかもしれません。
その場合は言葉使いにも注意しましょう。
○ ご無沙汰していますがお元気ですか?
〇 久しぶりその後はお元気ですか?
○ 長らくご無沙汰いたしております。お元気ですか?
○ すっかりご無沙汰しておりますがお元気でしょうか?
○ しばらくご無沙汰してますがお変わりありませんでしょうか?
○ ご無沙汰しておりますが、皆様お元気でいらっしゃいますか?
〇 ご無沙汰しています お元気でいらっしゃいますか?
○ しばらくご無沙汰いたしておりますがお身体の具合はいかがでしょうか?
〇 ご家族の皆様お障りもなく よき年をお迎えのここと存じます
〇 お健やかに新年をお迎えのことと存じます
○ ○○以来ですね。元気ですか?
○ 中々会えないけれど元気にしていますか?
○ 最後に会ってから何年経つのかな。元気にしていますか?
○ 仕事の調子はどうですか?今度会って近況を聞きたいです
〇 仕事は順調ですか? 久しぶりにゆっくり会いたいですね
○ 疎遠すぎて○○の近況がわからないので今年はぜひ同窓会をしましょう!
○ しばらく会えていなくて寂しいです 近いうちに遊びに行かせてください
○ (趣味や仕事など)はがんばっていますか?今度応援に行きます
○ しばらくお会いできていませんがお元気ですか?私は最近(趣味など)にはまっています!
相手の様子や近況をうかがう一言に会いたい気持ちを表す言葉を続けることができます。
こちらの近況を伝える言葉
こちらの様子や近況を一言添えるのもよいと思います。
しばらく会っていないうちにこちらも変わったことがいろいろとあるでしょう。
変わったこと以外でも最近始めたことやはまっていること。
ま新年に始める予定などを書くのもおすすめです。
相手が知らないようなら一言書きましょう。
○ 特に変わりなく
○ こちらは日々変わりなく過ごしております
〇 私どもも元気に過ごしております
○ こちらはおかげさまで家族皆 元気に暮らしています
○ 最近(ランニング、習い事など)を始めました ( )して頑張っています(ハマっています)
○ 昨年家族で北海道に旅行に行きました 大地の恵みがおいしすぎて太ってしまいました
○ 今年こそ(資格)をとりたいと思っています がんばります
○ 最近( )に凝っています 是非今度( )したいと思っています
○ 我が家にワンちゃんを迎え入れました いつもとっても癒されています
〇 近いうちに一度 家族揃ってお伺いしたいと思っています
結婚報告
○ 結婚して初めてのお正月を迎えました 未熟な二人ですが これからもよろしくお願いいたします
○ ご報告が遅くなりましたが昨年結婚いたしました まだまだ未熟な二人ですが温かく見守ってください 今年もよろしくお願いします
出産報告
○ 我が家に子どもが生まれ にぎやかなお正月を迎えております
○ 昨年我が家の家族が増えにぎやかな新年となりました
○ 我が家にも待望の赤ちゃんが生まれました 男の子で ○○(よみがな)という名前です
子供の成長報告
○(子供)は昨年小学校に入学しました
○ 早いもので今年4月に息子が小学校に入学します 息子もランドセルを眺めて楽しみにしています
引越し報告
○ 昨年10月に○○へ引越しました 夏の花火大会はベランダから眺めることができます
○ 今度新居に遊びに来てくださいね OR 近くにお越しの際は ぜひ新居にお立ち寄り下さい
ここで注意したいことは、自分の近況報告をする際は、自慢話のようになってしまわないよう気をつけましょう。
一言メッセージの内容に合わせた写真などがあればより伝わります。
その場合は、写真入りの年賀状にしましょう。
誕生日や記念日をお祝いする一言
ご無沙汰している友だちの誕生日や記念日に触れた一言を添えてみるのもおすすめです。
結婚して何年といった節目や、年女年男など区切りのよい年であれば、そのことをお祝いする一言もよいでしょう。
特別な日や節目を覚えていることは普段会っていないからこそ、より喜ばれます。
○ 今年はいよいよ40歳!健康に気をつけて いい一年にしましょう
○ 結婚5周年おめでとうございます!これからも憧れの夫婦でいてください
○ ( )ちゃんは今年いよいよ小学生になりますね ぜひ入学式の写真をUPしてください
○ ご無沙汰しています 卒業してから〇年 またみんなで会いたいです!
ご無沙汰な友だち達のSNSの内容に触れる一言
相手のSNSをフォローしていたりご存じなら、投稿している内容をもとに一言メッセージを書くのもおすすめです。
一言添えることで、SNSを見ていることも伝わりますし、このことがきっかけになり。SNSでつながりが深まっていくかもしれません。
○ インスタにUPしていた(レストラン)の(料理)がすごくおいしそうで私も早速行ってきました
○ X(旧Twitter)のワンちゃん 可愛くてほほえましい
○ インスタ見てます いつもおしゃれで参考にさせてもらってます!」
締めの言葉
締めの言葉は相手の健康や幸せを願う言葉がいいでしょう。
他には再会を願う言葉もおすすめです。
健康を願う言葉
○ 激寒の折りくれぐれもご自愛ください
○ 激寒の折り風邪など召されませんようご自愛ください
○ 寒い日が続きます どうかお体にはお気を付けください
○ 健康に気をつけて良い一年をお過ごしください
〇 お体を大事にしてください
幸せを願う言葉
○ 素敵な一年になりますように
〇 充実した一年になりますように
○ ( )さんにとって幸多き一年になりますように
○ お互いにとって良い年になりますように
○ 今年が皆さまにとって幸多き年になりますよう お祈り申し上げます
〇 皆様にとってよい年になりますよう心よりお祈り申し上げます
〇 楽しいお正月をお過ごしください
再会を願う言葉
○ 今年こそ会いたいですね!
〇 今年こそ再会できるとよいですね
〇 今年こそ再会できますように
○ 今年は飲みにでも行きましょう!
○ 今年はみんなで集まりましょう!
〇 近くにお越しの際はぜひお知らせくださいね
〇 同窓会で会えるのを楽しみにしています
まとめ
この記事では、年賀状を書く際に参考になる会ってない人への文例を紹介しました。
少なくとも昨年中に一度も顔を合わせていない親戚や友人、同僚や先輩などへの年賀状です。
会ってない人への年賀状は、一言でも気持ちを伝えることが大切です。
また、相手の近況や気にかけていることを聞くことで、関係性を維持することができます。
年賀状は、会ってない人とのコミュニケーションのきっかけになるかもしれません。
ぜひ、この記事の文例を参考にして、素敵な年賀状を書いてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。