「ブロック肉をバーベキューで美味しく焼くにはどうすればいいの?」
その疑問、BBQ好きなら一度は感じたことがあるはず。塊肉は確かに豪快でカッコいいけれど、焼きムラが出たり、中が生だったり…と意外とハードル高め。
でも大丈夫!この記事では、「バーベキュー ブロック肉 焼き方」を徹底解説。選ぶ肉の部位、下味の付け方、炭火の火加減、焼いた後の休ませテクまで、初心者でも美味しく仕上げるためのコツを網羅しています。
見た目も味も“映える”ブロック肉BBQ、あなたも今日からマスターしてみませんか?
ブロック肉をBBQで焼く魅力とは?
バーベキューでブロック肉を焼くと、なんだか一気に“上級者感”が出ますよね。でも、見た目の迫力だけが魅力じゃありません。ブロック肉最大の魅力は、外は香ばしく中はジューシーに仕上がるところ。薄切り肉とはひと味もふた味も違います。
炭火でじっくり火を通すことで、肉本来の旨みがぎゅっと閉じ込められ、切り分けたときにあふれ出す肉汁は感動モノ。
また、大人数でも切り分けてシェアできるので、ホームパーティーやイベントBBQにもぴったり。見た目も映えてテンションが上がります!
ちょっとしたコツさえ掴めば、難しくないのが塊肉のいいところ。豪快かつしっとり仕上がるブロック肉、ぜひ一度体験してみてください。
ブロック肉に適した種類と選び方
「どんな肉を選べばいいの?」という疑問にお答えします。BBQ向きのブロック肉は、脂と赤身のバランスがよく、焼いても硬くなりにくい部位がおすすめです。
代表的な種類はこちら:
- 牛肉:肩ロース、サーロイン、イチボ、ランプ
- 豚肉:肩ロース、ロース、ヒレ(脂少なめ)
- 鶏肉:もも肉ブロック(皮付きがおすすめ)
部位によって食感も風味も違うので、いくつかの種類を組み合わせて楽しむのもアリ。脂身の多い部位は香ばしくジューシーに、赤身多めはしっかりした旨みを味わえます。
また、塊肉は厚さが5〜8cm程度のものがBBQに最適。火が入りすぎず、ちょうどいいレア〜ミディアムで楽しめるサイズです。
焼く前の下ごしらえと常温に戻す理由
ブロック肉を美味しく焼くには、焼く前のひと手間が超重要!
まず、冷蔵庫から出して常温に戻す時間を30〜60分ほど取りましょう。冷たいまま焼くと、外だけ焦げて中は冷たい…なんて残念な仕上がりになりがちです。
次に下ごしらえ。焼く直前に全体に塩・こしょうをしっかり振るのが基本。肉の厚みに合わせて、やや多めに下味をつけると中までしっかり味が入ります。
さらに、好みによってはオリーブオイルやハーブ(ローズマリー、タイム)でマリネしておくのも◎。前日に仕込んでおくと、香りが馴染んでより風味豊かになります。
このひと手間が、焼き上がりの美味しさに直結しますよ!
塩・こしょう以外のおすすめ下味レシピ
シンプルな塩・こしょうでも美味しいブロック肉。でも、せっかくのBBQならひと味違う下味で“仕込み勝ち”を狙いましょう!
おすすめの下味レシピはこちら:
- にんにく×オリーブオイル×ローズマリー:香り高く、牛・豚どちらにも◎
- ヨーグルト×カレー粉×塩:鶏もも肉にぴったり。柔らかくジューシーに
- 味噌×はちみつ×酒:豚肉向け。甘じょっぱくてご飯にも合う味わい
- 塩麹×レモン汁:どんな肉にも合う万能系。さっぱり派におすすめ
どれもジップ袋で前日に漬け込むだけ。味だけでなく、焼きやすさや香ばしさも格段にアップしますよ!
炭火バーベキューでの火加減と配置のコツ
ブロック肉は「焼き方で美味しさが決まる」といっても過言ではありません。とくに炭火BBQでは、火加減と炭の配置が大切なカギになります。
基本は【強火ゾーン】と【弱火ゾーン】の2エリア構成:
- まず強火ゾーンで表面をしっかり焼き固める(両面に焼き色をつける)
- その後、弱火ゾーンに移してじっくり火を通す(アルミホイルで包むのも◎)
この“直火→間接火”の流れが、中までふっくらジューシーに仕上げる秘訣です。炭は山形やコの字型に配置して、強弱が作りやすいようにしましょう。
また、風向きによって火の強さも変わるので、時々位置を調整するのも忘れずに!
フタ付きグリルやダッチオーブンの活用法
さらに本格派を目指すなら、フタ付きグリルやダッチオーブンの出番です。これらを使うと、火の通りが格段に安定し、失敗知らずになります。
- フタ付きグリル(ウェーバーなど):中がオーブン状態になり、蒸し焼き効果で肉がしっとり&香ばしく。温度計付きならなお安心。
- ダッチオーブン:塊肉を丸ごと放り込めば、炭火の遠赤外線で肉の芯までムラなく火が通り、肉汁も逃さない!
どちらも火力調整にちょっと慣れが必要ですが、一度コツをつかめば“とっておきの焼き方”になります。
周りの「えっ、なにそれ!?」の声がちょっと誇らしい瞬間でもあります!
肉の向きと回し方のタイミング
ブロック肉は、ただ焼くだけでは中まで均一に火が通りません。“向き”と“回すタイミング”が美味しさの鍵なんです!
最初は高温の直火ゾーンで表面を全面こんがり焼き固める(片面3〜5分ずつ)のが基本。
その後、弱火ゾーンに移して約10〜20分かけてじっくり中まで火を通すのがセオリーです。
途中で何度もひっくり返す必要はありませんが、10分に1回くらい、90度ずつ回していくと、熱が均等に入りやすくなります。
肉の厚みや形に応じて、立てたり横にしたりして全面に火を当てるのもテクニックのひとつ。こうすることで、外側が焦げすぎず、中もじんわり仕上がります!
肉の中まで火を通すための焼き時間目安
塊肉を焼くとき、**最大の不安は「中までちゃんと焼けてる?」**ですよね。目安時間を知っておけば、焦らず確実に美味しく仕上げられます。
焼き時間の基本目安は以下のとおり:
- 500gのブロック肉:直火で表面5分+弱火で15〜20分
- 1kgのブロック肉:表面5〜7分+弱火で30〜40分
目安としては表面温度が70〜75℃(中心温度は63〜68℃)くらいが理想のミディアムです。
肉用の温度計があれば確実ですが、竹串を刺して5秒後に抜き、肉汁が透明ならOK、赤ければもう少し焼くのが昔ながらの見極め方です!
焼いた後に「休ませる」理由と時間
実は、ブロック肉の美味しさを左右する“最重要ポイント”が焼いた後の「休ませ」時間。これを怠ると、せっかくの肉汁がドバッと流れ出てしまいます…。
焼き上がったらすぐに切らずに、アルミホイルで包んで10〜15分ほど放置。この“余熱タイム”で中までしっかり火が入り、肉汁が落ち着いて全体に行き渡ります。
この工程を「キャリーオーバー加熱」といい、中までふんわり、しっとりジューシーに仕上げるプロの技なんです。
急いで切りたくなる気持ちをグッとこらえて、ベストタイミングまで待つのが“真の焼きマスター”への近道ですよ!
ブロック肉を美味しくカットするコツ
さぁ焼き上がった!でも、最後の“カット”を間違えると台無しに…。実は、切り方ひとつで食感も美味しさも大きく変わります。
基本は繊維を断ち切るように“垂直に”カット。繊維に沿って切ると、噛み切りにくく硬く感じてしまいます。特に赤身が多い部位はこの差が顕著。
また、厚さは1cm前後が食べやすく、食感とジューシーさのバランスも◎。お皿に盛り付けるときは、カット面が見えるように少し重ねるとおしゃれに見えます!
焼きたてを切るより、10分休ませてからのカットがベスト。落ち着いた肉汁がしっとり感を保ってくれますよ。
中が赤い!焼けてないときの対処法
いざ切ったら「えっ、中がまだ赤い…!」なんて焦ること、ありますよね。そんな時は慌てずに二次加熱でしっかり対応しましょう。
おすすめの方法は:
- アルミホイルで包んで、弱火ゾーンでさらに5〜10分蒸し焼き
- フライパンや鉄板があればスライスして再加熱
ただし、火を通しすぎるとパサパサになるので注意。表面だけを軽く温めるイメージでOKです。
また、焼く前の常温戻しが足りないと中心だけ生焼けになりやすいので、次回以降は室温に戻す時間をもう少し長めにすると◎!
食べきれないブロック肉の保存法
お腹いっぱい、でもお肉が残ってしまった…。そんな時でも、きちんと保存すれば後日また美味しく食べられます!
【未カット・未加熱の肉】:そのままラップ+ジップ袋で冷凍(保存目安:2〜3週間)
【加熱済みのブロック肉】:ラップでしっかり包み、冷蔵で2〜3日/冷凍で1〜2週間
なるべく空気を抜いて冷凍焼けを防ぐのがポイント。余熱で加熱しすぎた場合は、解凍後はスープなど水分系レシピに使うとGOODです!
余ったブロック肉の絶品リメイクアイデア
余ったブロック肉は、アイデア次第で“ごちそう級”に変身します!
以下はすぐできて大満足のリメイクメニュー:
- ステーキ丼/ローストビーフ丼風:薄切り肉+卵+タレで贅沢ごはん
- 肉入りチャーハン/焼きそば:細かく刻んで香ばしく炒めるだけ
- ホットサンド/トルティーヤ巻き:パンにチーズ+野菜と一緒に挟んで!
- 和風煮込みやビーフシチュー:一晩煮込めばほろほろ食感に
余った肉で次の日も楽しいなんて、まさにBBQの“二度美味しい”ですね!
■ まとめ
ブロック肉は、焼き方のコツさえつかめば誰でも美味しく仕上げられます!
- 焼く前に常温に戻して、しっかり下味をつける
- 強火で表面を焼いた後、弱火でじっくり火を通す
- 焼いたらすぐ切らずに、アルミで10分ほど“休ませ”が必須
- カットは繊維を断つ方向&1cm前後が食べやすい
- 余っても保存・リメイクでしっかり活用できる!
見た目も味も大満足な「塊肉BBQ」、次の主役に決定です!
最後までご覧いただきありがとうございました。