色鉛筆に肌色がないときに色鉛筆で肌色を作る方法やコツを紹介します。
色鉛筆で肌色を作るときには、どんな色を使うべきか、どのように混ぜるか、どのように塗るかなどが重要です。
また、肌色の濃淡や質感を表現する方法も重要です。
肌色一色で描くよりも複数食で肌色を表現するほうが、絵にリアリティや立体感を与えることができます。
さらに、メイクするように肌色を塗ることで、絵に表情や個性を与えることもできます。
この記事では、複数色の色鉛筆を使って肌色を作ります。
是非参考にしてください。
色鉛筆の肌色
色鉛筆を使用する場合、肌色に近い色を活用して肌の描写を簡単に行うことができます。
色鉛筆の肌色という色はもうありませんので、肌色のクレヨンや色鉛筆は一般的に「うすだいだい色」や「ペールオレンジ」といった名前で販売されています。
しかし、より本格的な肌表現を目指す場合には、「青色」や「茶色」、あるいは「ピンク色」といった色を下地に使用することで、よりリアルな肌の描写を実現できます。
色鉛筆に肌色がないとき肌色を作るには?
肌色の色鉛筆がないとしても問題ありません。
色鉛筆で肌色を作る基本的な手順は以下の通りです。
まず、ベースの黄色を軽く塗ります。
その後、赤色を軽く重ねて塗り足していきます。
色鉛筆を使用する際、白色や青色を使用しなくても、この方法で肌色を表現できます。
肌に影を付けたい場合、さらに青色を追加して描くことができます。
上級者向けのテクニックとして、オレンジ、紫、ピンクなどを用いて、顔に自然な赤みなどを表現する方法も存在します。
色の比率や描き方のバランスは、絵の内容やセンスによるもので、初心者には赤色と黄色の2つの基本色だけを使用して描くことをおすすめします。
絵を向上させるための秘訣
人物を描く際、肌色の色鉛筆だけを使うことはおすすめできません。
なぜなら、それだけでは絵がリアルさを欠いてしまうからです。
肌の色づけのコツ!3つのポイント
複数の色鉛筆を選んで使う
肌を描く際に、ピンクと黄色の色鉛筆を組み合わせ、少しテクスチャのある画用紙を使用します。
肌色を表現するには、1色だけでなく2色以上の色鉛筆を使うと、絵が格段にリアルに仕上がります。
実際、異なる色や色鉛筆の組み合わせによって、肌の表現に幅が出ます。
塗る順番に注意
肌を塗る順番は大切です。基本的には明るい色から濃い色へと順番に塗っていきます。
明るい色は誤って塗りすぎても、消しゴムで修正しやすいので、黄色からピンクの順番で塗るのがおすすめです。
塗り方で温かみを演出
肌の塗り方によって、温かみのある肌を表現できます。
鉛筆を水平に寝かせて平塗りする方法よりも、くるくると円を描く塗り方のほうが、肌に自然な温かみを与えます。
また、くるくると塗る方が色がより馴染みやすいでしょう。
もちろん、描き手の好みに合わせて、塗り方を選んでください。
肌の色をつけるときは「メイク」の要領で色をのせよう
人物の肌を描くとき、単に均一な「肌色」を塗るだけでなく、立体感を演出する塗り方が重要です。
立体感を表現するコツは、明暗のバランスを把握することです。
明暗をつけるときには、以下の2つのポイントに注意してください。
・光が当たる箇所は白く残す
・影ができる線や境界は濃く塗る
もし、「ハイライト」と「シェーディング」というメイク用語に馴染みがあるなら、これらの概念を活用できます。
「ハイライト」と「シェーディング」は、メイクのテクニックで、明るい色と暗い色を顔の特定の部分に使って、顔に立体感を持たせる方法です。
このメソッドを絵の制作に応用すれば、リアルで立体的な肌表現が可能です。
このアプローチを理解するために、出っ張っていて光が当たりやすい箇所に「ハイライト」、影ができやすい部分に「シェーディング」を施すことを考えてみましょう。
これにより、あなたの絵はプロのような仕上がりとなります。
また、色鉛筆の芯は常に適度な太さに保つことも重要です。
丸すぎると色が薄くなり、尖りすぎると色ムラができやすくなります。
芯を削るときは、丸すぎず尖りすぎない状態を目指してください。
色鉛筆を使った人物の肌や顔の塗り方!たった4色で立体感を演出
人物の塗り絵をするときに、顔や肌の色づけはとても重要です。
顔や肌の色づけによって、塗り絵の見た目が大きく変わります。
たった4色の色鉛筆を使って、素晴らしい仕上がりが実現できる方法です。
2つの色で立体感を演出
肌色うすだいだい色ペールオレンジと黄土色の2色の色鉛筆を使用します。
これら2色は、一般的な24色セットの色鉛筆に含まれています。
次のステップに従って、素晴らしい肌や顔を塗りましょう。
まず、「肌色」を薄く全体に塗ります。
色鉛筆の先を少し寝かせ斜めにして、ファンデーションを塗るかのようにやさしく色を重ねてください。
このプロセスでは、ハイライトの箇所には色を塗らず、白色を下地として残します。
次に、「黄土色」を使用してシェーディングを行います。
顔の輪郭や鼻筋に色を重ね、より立体感を演出します。
最後に、「肌色」を再び使用して、シェーディング部分をなじませます。
これにより、質感が滑らかになり、より自然な肌の表現が完成します。
「肌色」と「黄土色」の2つの色だけを使用しましたが、ハイライトとシェーディングのテクニックを駆使することで、非常に立体的な仕上がりを実現できます。
さらにプラスのテクニック
このステップでは、さらに2色、ピンクとこげ茶色の色鉛筆を活用します。
チークを追加
顔の頬に"ピンク色"を塗りましょう。これにより、血色が良く見え、より人間らしい肌に仕上げることができます。
全体のバランスを確認し、さらなる影を追加
絵全体を見つめて、特に影が必要な部分に"こげ茶色"を塗ります。
例えば、顎の下や前髪の下などが該当します。
これにより、全体のバランスが取れ、より立体感とメリハリがある仕上がりになります。
これらのシンプルなテクニックを試してみることで、絵のクオリティを一段と向上させることができます。
ぜひ挑戦してみてください。
まとめ
色鉛筆で肌色を作る方法やコツを紹介しました。
肌色を作るには、黄色と赤色の2色の色鉛筆を使って混ぜる方法が基本です。
さらに、青色や茶色、ピンク色などを加えて、肌の影や赤みを表現することもできます。
肌を塗るときには、明るい色から濃い色へと順番に塗り、くるくると円を描く塗り方をすると自然な仕上がりになります。
また、メイクの要領でハイライトとシェーディングを使って、立体感を演出することもできます。
この記事で紹介しているこれらの方法を参考にして、色鉛筆でリアルな肌表現に挑戦してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。