世界各地の国々の国旗はその国の歴史や文化を表しています。
しかし、同じ3色を使っている国旗がいくつかあります。
それらはどう違うのでしょうか。
ここでは緑白赤(赤白縦)や白緑赤(赤緑白)の国旗について紹介します。
それぞれどの国の国旗なのか、どんな意味があるのかを見ていきましょう。
赤白緑で横に並んだ国旗は?
まず、横に3色が並んだ国旗で、上から赤白緑と横に3色が並んだ国旗はハンガリーの国旗です。以下がその例です。
ハンガリーは正式名称もハンガリーで、中央ヨーロッパに位置する国です。
この国旗は1848年の革命で使われたものを基にしています。
赤は強さ、勇気と愛国心、白は忠誠心と正義、緑は希望と自然を象徴しています。
白緑赤で横に並んだ国旗は?
ハンガリー以外にも同じ配色の国旗があります。
同じように横に3色が並んでいるのですが、上から白緑赤となっているのがブルガリアの国旗です。
ブルガリアの正式名称はブルガリア共和国で、東ヨーロッパに位置する国です。
この国旗は1879年に制定されました。
赤は勇敢さと自由、白は平和と調和、緑は農業と豊かさを表しています。
緑白赤で縦に並んだ国旗は?
左から緑白赤と縦に3色が並んだ国旗はイタリアの国旗です。以下がその例です。
イタリアは正式にはイタリア共和国と呼ばれます。
この国旗は1797年にナポレオンがイタリア北部に作った共和国で使われたものを起源としています。
緑は国土、平原と丘陵、白は雪・正義・平和、赤は愛国者の血・熱血を示しています。
緑は自由、白は平等、赤は友愛(博愛)を表すともいう。
緑白赤で縦に並んで紋章が入った国旗は?
イタリア以外にも同じ配色の国旗があります。それはメキシコの国旗です。
メキシコは正式にはメキシコ合衆国と呼ばれます。
北アメリカに位置する国です。
この国旗は1821年にスペインから独立した時に制定されました。
緑は希望と統一、白は純潔と信仰、赤は勇気と愛国心を意味しています。
中央にある国章は伝説に基づいており、鷲がサボテンの上でヘビを捕えている姿を描いています。
イタリアとメキシコは同じ3色をですが、中央に国章があるかどうかの違いですね。
緑白赤で横に並んでいるが紋章と文字がはいった国旗は?
横に3色が並んだ国旗で、上から緑白赤の配色の国旗がイランの国旗です。
イランは正式にはイラン・イスラム共和国と呼ばれます。
この国旗は1979年のイスラム革命で制定されました。
白は平和と正義、緑はイスラム教と自然、赤は勇気と殉教者の血を象徴しています。
中央にある紋章はアッラーの名前を表すアラビア文字で、周りには「アッラー以外に神はなし」というフレーズが上に11、下に11、計22個書かれている。
イランの国旗は他の国とは違って、文字が入っていることが特徴ですね。
同じ緑白赤の配色の他の国旗
オマーンの国旗は、横に3色が並び、上から白赤緑となっていますが、左上に国章のカンジャルと呼ばれる短剣と太刀がデザインされています。
正式名称はオマーン国で、西アジアのアラビア半島の東端に位置する国です。
赤は外敵からの国防を、白は平和を、緑は豊かな農作物による繁栄を表しています。
マダガスカルの国旗は、横に2色と斜めの1色が並び、左上から右下に向かって赤白緑となっています。
正式名称はマダガスカル共和国で、西インド洋に浮かぶ島国です。
まとめ
これらの国々はそれぞれ歴史や文化や宗教などの背景を持ち、その影響で国旗の色や意味が決まっています。
緑白赤や白緑赤という3色は一見似ているように見えますが、実はそれぞれの国の特徴や個性を表しているのです。
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