テレビ朝日系『林修のレッスン!今でしょ』で放送された、今が旬の“オクラ”に着目し、生産農家の最高に美味しくて栄養MAXな食べ方を調査します。
オクラのねばねば成分ペクチンの働き
夏が旬の野菜オクラは、夏の悩みに効果が期待できます。
その鍵をにぎるのはオクラのネバネバ成分であるペクチンです。
夏は氷や冷たいものをたくさん飲んでしまい、胃腸が弱ります。
オクラのねばねば成分ペクチンは、胃腸の粘膜を保護する作用があるのです。
さらに、ペクチンは食物繊維の一種で、私たちの体にいる善玉菌の餌になって胃の調子や腸内環境を整えてくれます。
その結果、免疫力がUPし、食欲の増進にもつながるということです。
食欲不振や疲れなど、夏の悩みに効果が期待できる旬の野菜がオクラなのです。
生産者が教えるオクラの賢い食べ方
茹でる人が多いオクラですが、それではもったいない!
オクラ生産者が教えてくれる
胃腸を整えて夏バテ予防!ペクチンを逃さない方法がこれです。
茹でずにお湯をかけるだけ
指宿市の生産者によるとオクラは茹でずに沸騰したお湯をかけるだけだということです。
「栄養をそのまま食卓に運ぶことができるとても良い調理方法」だそうです。
ペクチンは水溶性の食物繊維なので、茹でてしまうとペクチンがお湯に溶け出してしまいます。
サッとお湯をかけるだけなら、栄養素が残り効率的に摂取できるそうです。
また、オクラは汗と共に失うミネラルなどが豊富で茹で過ぎると栄養がお湯に溶け出してしまいます。
これが、ネバネバ成分のもととなるペクチンを逃さず栄養を摂る調理法なのです。
夏バテ予防効果の高い食べ方
生産者がオススメする夏バテ予防効果の高い食べ方を紹介します。
オクラのポン酢和え
お湯をかけたオクラ小口切りにします。
そのオクラにかつお節を合わせて、しょうゆで和えた簡単料理です。
かつお節には豊富なIPA/DHAが含まれていて、一緒に食べることで脱水が原因で悪くなった血流を改善してくれます。
オクラ×豚肉
お湯をかけたオクラに、小麦粉を振った豚バラ肉を巻いて、塩コショウでフライパンで5分ほど焼きます。
オクラは豚肉と油との相性がとてもいいです!
豚肉のビタミンB1が疲労回復を促してくれるということです。
オクラ丼
お湯をかけたオクラを輪切りにし、さらに細かく刻んでみじん切りにします。
白だし、溶き卵を混ぜ合わせ、熱々ご飯にかけて、
かつお節、醤油でいただきます。
食欲が落ちた時でもさらっと食べられて夏バテ防止になります。
オクラはみじん切りにすることで、細胞壁が壊されペクチンがあふれ出し、水分と結びつき粘り気が増します。
胃腸の調子を整えるねばねば成分のペクチンを、最大限活かす食べ方なのです。
刻めば刻むほど効果が高くなります。
ペクチンを簡単に摂れる!オクラ水
オクラの生産者は、頭を切ったオクラを水に逆さまにつけておくオクラ水をよく飲みます。
オクラ水は、オクラの有効成分を余すことなく摂取できる、贅沢な方法です。
はちみつや黒酢を入れるとお見やすくなります♪
【材料】
オクラと水と適当な大きさの瓶
【作り方】
1 オクラを水で洗い、ヘタを切り落とす
2 切口を下にして瓶に入れる
3 水をオクラが浸る程度まで注ぐ
4 一晩置いたら完成です。
ただ、放置すると雑菌が繁殖するためその日のうちに使い切ってほしいという。
鮮度の良いオクラの選び方
収穫後のオクラは細胞を維持するために水分を使い、徐々に乾燥します。
ペクチンは水分と結びつきことでネバネバになるので、水分の多いみずみずしい鮮度のいいオクラはペクチンの効果がUPします。
新鮮なオクラは、うぶ毛がびっしり生えています。
オクラのうぶ毛は水分を保つ働きがありますが、収穫後は次第にタレ、抜け落ちてしまいます。
うぶ毛がしっかり立って、びっしり生えているオクラを選びましょう!
-
ふにゃふにゃになったオクラは食べられる?「復活オクラ」って知ってる? 正しい保存方法も。
夏野菜のオクラ。いざ使おうと思って取り出してみるとあれれっ!?ふにゃふにゃに柔らかくなっていたり先の部分が黒ずんでいたりすることがあります。オクラがふにゃふにゃの状態になっていても食べられるのでしょう ...
続きを見る
まとめ
林修のレッスン今でしょ!で話題の「オクラ」の健康効果や食べ方にについてご紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。