通常の入力や変換では対応できる場合もありますが、「あ」や「イ」など通常は濁点が付かない文字に濁点を付けたい場合もありますね。
最近、セリフや感情、物音などを擬音語として表現したい場合に「あ゛い゛う゛え゛お゛」といった文字がよく見られるようになりました。
これは、ブログよりもむしろTwitterなどで感情を表現するツイートでよく使用されています。
この記事では、「あ」や「イ」など通常は濁点が付かない文字に濁点を付けるためのいくつかの方法(全角濁点、半角濁点、結合文字の濁点、ローマ字入力、かな入力、Unicode のコードポイントを利用した入力など)を、Android、iPhone、パソコンごとにご紹介します。
スマホの場合
【Androidスマホの場合】
ひらがなに濁点を打ちたい場合、単純に「ひらがな」+「だくてん」を入力してください。
予測変換の中に「゛」が表示されますので、それをタップすると濁点が入力されます。
ただし、「あだくてん」と連続で入力しないように気を付けましょう。
【iPhoneの場合】
iPhoneでも同様に、「ひらがな」+「だくてん」を入力してください。
予測変換の中に「゛」が表示されますので、それをタップすると濁点が入力できます。
連続して入力しないように注意してください。
パソコンの場合
パソコンの場合、「てん」と入力してからキーボードの「変換」キーを押すと、予測変換が表示されます。
濁点がある部分をクリックしてください。
ローマ字入力の場合
ローマ字入力中に、任意の文字に全角濁点「゛」を追加する手順について説明します。
任意の文字を入力し、確定します。
"だくてん" と入力して、「゛」に変換します。
もし、これを頻繁に行う場合や効率化したい場合には、「だくてん」と入力する手順を短縮するために、ユーザー辞書などに短い読みを登録しておくこともできます。
かな入力の場合
かな入力中に、好きな文字に全角濁点「゛」を付ける手順について説明します。
かな入力の場合、キーボードの〔@〕キーには「゛」が割り当てられています。
したがって、任意の文字を確定させた後、〔@〕キーを押すだけで簡単に「゛」を入力できます。
通常は濁点が付かない文字に半角濁点「゙」
通常は濁点が付かない文字に半角濁点「゙」を追加する手順について解説します。
半角濁点(例)
あ゙い゙え゙お゙な゙に゙ぬ゙ね゙の゙ま゙み゙む゙め゙も゙や゙ゆ゙よ゙わ゙を゙ん゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
Unicodeを使用して半角の濁点を入力することができますので、Windows 10とMacの場合について個別に説明します。
Windows 10でUnicodeを使用して半角濁点「゙」を入力する方法半角濁点を付けたい文字を入力して確定します。
次に、半角濁点「゙」のUnicodeのコードポイント「FF9E」を入力し、〔F5〕キーを押すと「゙」に変換されます。
MacでUnicodeを使用して半角濁点「゙」を入力する方法
Macで日本語IMを使用している場合のUnicodeを利用した入力機能を利用する方法です。
他のIMEを使用している場合は、日本語IMに切り替えてください。
画面上部メニューバーに表示されている入力メニューアイコン(「あ」「A」など表示)をクリックし、入力メニューを「Unicode 16進数入力」に切り替えます。
「Option」キーを押しながらUnicodeの16進数部分「FF9E」を入力します。
入力途中では特に何も表示されませんが、16進数部分「FF9E」を全て入力すると半角濁点「゙」が表示されます。
次に、結合文字の濁点を付ける方法に進みます。
通常は濁点がつかない任意の文字に結合文字の濁点「゙」を付ける方法
結合文字の濁点「゙」を付ける方法
通常は濁点がつかない任意の文字に結合文字の濁点「゙」を付ける方法です。
濁点(結合文字)の例
あ゙い゙え゙お゙な゙に゙ぬ゙ね゙の゙ま゙み゙む゙め゙も゙や゙ゆ゙よ゙わ゙を゙ん゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
流れは、先に説明した半濁点「゙」の入力手順と同様です。
結合文字の濁点のUnicodeのコードポイントはU+3099であり、16進数部分「3099」を使用します。
Windows 10でUnicodeのコードポイントを使って結合文字の濁点「゙」を入力する方法
WindowsのMicrosoft IMEのUnicodeを利用した入力機能を使用します。
他のIMEを使用している場合は、Microsoft IMEに切り替えます。
半角濁点を付けたい任意の文字を入力して確定します。
次に、結合文字の濁点「゙」のUnicodeのコードポイントの16進数部分「3099」を入力し、〔F5〕キーを押すと「゙」に変換されます。
MacでUnicodeのコードポイントを使って結合文字の濁点「゙」を入力する方法
Macで日本語IMを利用している場合、Unicodeを利用した入力機能を使用します。
他のIMEを使用している場合は、日本語IMに切り替えます。
画面上部メニューバーに表示されている入力メニューアイコン(「あ」「A」など表示)をクリックし、入力メニューを「Unicode 16進数入力」に切り替えます。
〔Option〕キーを押しながらUnicodeの16進数部分「3099」を入力します。
入力途中では特に何も表示されませんが、16進数部分「3099」を全て入力すると結合文字の濁点「゙」が表示されます。
表示の違いや正確な表示ができない場合があるため、実際の利用状況で確認することをお勧めします。
Unicodeのコードポイントを利用した結合文字の濁点の入力手順は以上です。
まとめ
本記事では、「あ」の濁点の打ち方を端末ごとに紹介しました。
他にも「ヱヴァンゲリヲン」や「エヴァンゲリオン」など、表記の違いや全角文字の使い方にも触れています。
悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。